オタワ国際アニメフェス 「フミコの告白」と東京藝大が受賞

ニュース アワード/コンテスト

ishida3.JPG 10月20日からカナダで開催されたオタワ国際アニメーションフェスティバルが24日に閉幕した。最終日の24日に、フェスティバルのメインイベントでもあるコンペティションの各賞が発表された。このなかで日本から出品された石田祐康氏の『フミコの告白』が特別賞を受賞した。
 毎年カナダのオタワで開催されている同フェスティバルは、フランスのアヌシー、クロアチアのザグレブ、そして広島と並ぶ世界4大アニメーションフェスティバルの1つとして知られている。北米最大のアニメーションフェスティバルとしても注目されている。

 石田祐康氏の『フミコの告白』は石田氏を含めた京都精華大学の学生5名で制作されている。昨年11月の公開以降、疾走感溢れる作画とカメラワークで瞬く間に話題となり、これまでも国内のコンテストや映画祭などでも高い評価を得てきた。
 オタワ国際アニメーションフェスティバルにおける『フミコの告白』の受賞理由は「驚くべき技術とエネルギー」とされている。これもまた国内と同様の評価が反映されているようだ。

今回の受賞に関して石田氏は
「正直こういう大きなコンペは受賞しないだろうと思ってましたが、もらえて驚いてます。
ああいうあられもない作品が賞を頂けるとは…。嬉し半分、赤恥半分です(笑)」
とコメントしている。

 石田氏は現在、卒業制作として『rain town』を制作中である。こちらの『rain town』はコンセプトムービーとして2008年に公開されて静かに注目されていた。『フミコの告白』とは異なる作風であるが、今後はこちらも期待されている。

 今回のオタワにはコンペティション部門に日本から、長編が2作品と短編は学生やテレビシリーズを含む計6作品がノミネートされていた。石田氏の特別賞以外にも、最優秀アニメーション学校賞を東京藝術大学が受賞している。日本の学生のアニメーション作品への評価が目立った。
 東京藝術大学は今年、ザグレブでも同様の受賞をしている。東京藝術大学は、今年大学院映像研究科アニメーション専攻が1期生を送り出した。今回のオタワでもノミネートされていた和田淳氏の『わからないブタ』など、1期生の修了制作は国内外でも評価が高まってきている。
【真狩祐志】
写真:東京国際アニメフェア2010より 石田祐康氏(一番左)

オタワ国際アニメーションフェスティバル /http://www.animationfestival.ca/

当サイトの関連記事
/オタワ2010の入選作品発表 「ワンピース」や「フミコ」など
/オタワ国際アニメフェス 「ONE PIECE」や「緑子」が長編コンペに
《animeanime》

特集