クリエイターの見本市を掲げる東京コンテンツマーケット(TCM)2009が、10月14日から16日まで東京ビッグサイトの東1ホールで開催される。開催に先立ち出展作品の中から選考されるTCMアワードの各賞が発表された。 最優秀作品に与えられるアワード大賞には、ボーナス株式会社のCGアニメ『Yans!Gans!MEAT OR DIE_01』が選ばれた。さらにTCMアワード2009審査員特別賞に4作品、サポーターズ企業各社が選ぶTCMアワード2009サポーターズ賞には9作品が選ばれた。
そうしたなかで今回大賞となった『Yans!Gans!MEAT OR DIE_01』は、腹を空かせた恐竜が共喰いを始めるというもの。鮮やかな色彩の3DCGアニメとして表現されている。受賞者のボーナス株式会社によれば本作は独立後第1作、「このような栄誉に恵まれ大感激です」とのことだ。 また、作品は全108話の展開予定しているという。製作費は確保はまだ一部としており、スポンサーシップやパートナー会社を期待しているとする。作品はポリゴン・ピクチュアズからサポーターズ賞も獲得している。
受賞作にはこのほかにも、審査員特別賞を受賞したグレープシティ株式会社ワインスタジオスが伊達政宗を取上げた『戦国驍刃デュラハン』やサポーターズ賞の『Pico 音を奏でる者』(株式会社ピコナ)、『Glass in Love』(株式会社アニマ)、『炬燵猫』(弥栄堂フヰルム)などアニメ作品が目立った。 また、既にある程度の実績を築いている企業による作品が多いのも、特徴となっている。これらの作品は、いずれもTCM2009の会場にて紹介されている。