2000年に劇場公開された長編アニメ『BLOOD THE LAST VAMPIRE』の実写化作品『ラスト・ブラッド』の国内公開日が、本年5月29日に決定した。アスミック・エース エンタテインメント配給で、全国ロードショーされる。 原作となったアニメ作品は日本のアニメスタジオ プロダクション I.Gが製作をし、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞や大藤信郎賞受賞などを受賞した同社の代表作である。監督に北久保弘之氏、キャラクターデザイン寺田克也氏、脚本神山健治氏、演出高木真司氏、作画監督黄瀬和哉氏など、一流スタッフが並ぶ。
この作品をフランスの大手映画会社パテが、『グリーン・ディステニー』や『LOVERS』のビル・コン氏をプロデューサーに迎え、30億円の製作費を投入して完成したのが今回の映画である。監督に『フレディVS ジェイソン』のロニー・ユー氏、主演小夜役を『猟奇的な彼女』などで人気の韓国の女優チョン・ジヒョンさんが演じる。 映画の原題はアニメ版と同様『BLOOD THE LAST VAMPIRE』とされているが、国内ではアニメ版との混同を避けるため『ラスト・ブラッド』に変更されたようだ。日本で生まれ、国際規模のビッグ・ピクチャーに成長した『BLOOD THE LAST VAMPIRE』が初夏に登場することになる。公開は全国ロードショーとされているため、大掛かりな興行が期待できる。