毎日映画コンクール「河童のクゥと夏休み」「カフカ田舎医者」が受賞 | アニメ!アニメ!

毎日映画コンクール「河童のクゥと夏休み」「カフカ田舎医者」が受賞

 第62回毎日映画コンクールは、2007年の各部門の受賞者、受賞作品を発表した。このうちアニメーション部門のアニメーション映画賞は原恵一監督の『河童のクゥと夏休み』が、大藤信郎賞には山村浩二監督の『カフカ 田舎医者』が選ばれた。

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 第62回毎日映画コンクールは、2007年の各部門の受賞者、受賞作品を発表した。このうちアニメーション部門のアニメーション映画賞は原恵一監督の『河童のクゥと夏休み』が、大藤信郎賞には山村浩二監督の『カフカ 田舎医者』が選ばれた。

 『河童のクゥと夏休み』は、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞に続く大型アニメーション賞の受賞となり、作品への評価の高さを確かにした。また大藤信郎賞の『カフカ 田舎医者』は、これまで既にオタワ国際アニメーション映画祭グランプリをはじめ数多くの国際賞を受賞していることから順当な結果といえそうだ。
 また日本映画大賞は、『それでもボクはやっていない』が受賞した。今回の表彰式とレセプションは、2月13日に東京・渋谷のホテルにて行われる。

 毎日映画コンクールは歴史が長いことや受賞作品の確かさなどから、国内で最も注目される映画賞のひとつである。そのうちアニメーション映画部門の大藤信郎賞は、日本アニメの先駆者である大藤信郎を記念して1962年に設立された日本で最も古いアニメーション映画の賞である。
 大藤信郎賞はもともとアニメーションアートを重視する傾向があった。1989年第44回にアニメーション映画賞が設けられたことから、現在は、革新的な作品に与える大藤信郎賞とより一般的な作品を選ぶアニメーション映画賞とに切り分けられている。
 
 昨年の大藤信郎賞は『鉄コン筋クリート』(監督:マイケル・アリアス)、アニメーション映画賞は『時をかける少女』(監督:細田守)であった。
 また毎日映画コンクールは国内外のアカデミー賞と異なり、アニメーション映画賞とは別にアニメーション作品が日本映画大賞を受賞することも可能である。これまでの『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』などが日本映画大賞となっている。

毎日映画コンクール公式サイト /http://www.japan-movie.net/index.html

河童のクゥと夏休み公式サイト /http://www.kappa-coo.com/
カフカ 田舎医者公式サイト /http://www.shochiku.co.jp/inakaisha/
《animeanime》
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