「パプリカ」米国興収 歴代で「AKIRA」「攻殻」を上回る(7/4) | アニメ!アニメ!

「パプリカ」米国興収 歴代で「AKIRA」「攻殻」を上回る(7/4)

 5月27日から北米での劇場公開した今敏監督のアニメ映画『パプリカ』の好調が続いている。6月最終週の興行で公開から6週間目を迎えた『パプリカ』は、先週から公開劇場数を6つ減らし31館での興行となった。
 しかし、米国の映画興行情報サイトのBOX OFFICE MOJOによれ

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 5月27日から北米での劇場公開した今敏監督のアニメ映画『パプリカ』の好調が続いている。6月最終週の興行で公開から6週間目を迎えた『パプリカ』は、先週から公開劇場数を6つ減らし31館での興行となった。
 しかし、米国の映画興行情報サイトのBOX OFFICE MOJOによれば、週末の興収ランキングで依然35位につけている。この結果『パプリカ』の累積興収は、約57万5000ドル(約7000万円)まで達した。

 この結果、『パプリカ』の興収記録は、同じ今敏監督の『東京ゴットファザーズ』の4倍以上、『パーフェクトブルー』の5倍以上である。この数字は作品が2006年のベネチア国際映画祭のコンペティション公式出品であったことに加えて、今監督への世界的な評価の高まりも反映していると思われる。
 またこれまでの累計興収で、『AKIRA』や『攻殻機動隊』、『スチームボーイ』といった日本の大作劇場アニメの興収記録を上回る歴代14位に浮上した。これより上位には『ポケットモンスター』などの児童・学童向けのアニメとジブリ作品と『イノセンス』、『カウボーイビバップ 天国の扉』、『メトロポリス』の3作品のみとなっている。

 今週以降は公開から既に1ヶ月半以上経っていることもあり今後は興収の大きな伸びはないが、着実に数字を積み重ねそうである。
 興収5000万円突破は2005年の『ハウルの動く城』以来のものとなり、『パプリカ』は、日本のアニメが最も苦手とする北米の劇場公開の市場で価値ある実績を残したと言えるだろう。

『パプリカ』公式サイト /http://www.sonypictures.jp/movies/paprika/site/home.html

(参考)
日本アニメの北米歴代興収トップ20
1. ポケモン ザ・ファースト・ムービー
2. ポケモン ザ・ムービー・2000
3. 遊戯王 ザ・ムービー
4. ポケモン3 ザ・ムービー
5. 千と千尋の神隠し
6. デジモン ザ・ムービー
7. ハウルの動く城
8. もののけ姫
9. ポケモン 4エバー
10. イノセンス
11. カウボーイビバップ 天国の扉
12. ポケモン ヒーローズ
13. メトロポリス
14. パプリカ
15. アキラ
16. 攻殻機動隊
17. スチームボーイ
18. ヴァンパイヤハンターD
19. 劇場版X
20. 東京ゴットファザーズ
* 『パーフェクトブルー』は22位、『千年女優』は27位
《animeanime》
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