週刊ファミ通などゲーム関連出版を行なうエンターブレインは、1月22日からゲームファンに特化したソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「efigo(エフィーゴ)」をスタートする。 「efigo」はゲームに関心が高いユーザーに向けた招待性のSNSで、招待を受ければ年齢制限もなく無料で利用できる。 サイトでは、通常のSNSのように自分のページを所有し、日記やアルバムの公開や友達リストの作成が出来る。それ以外にゲームに特化したコミュニティとして、ゲームなどエンターテイメント商品のレビュー評価の投稿・閲覧、商品の購入が可能となる。 さらに2月以降は、マップやデータの共有作成ツール、スケジュール管理なども提供される。 大手SNSの「mixi」がインターネットの中で躍進したことから、昨年から今年にかけて様々なジャンルで専門分野に特化したSNSの開設が相次いでいる。今回のエンターブレインの「efigo」もそうした動きのひとつと言えるだろう。 一方で、SNSは乱立気味で、会員を集めて利用者に日常的に利用されるSNSに選んでもらうための競争は激化している。それは新しいSNSを立ち上げてビジネス化すること場合に特に言えるだろう。 しかし、エンターブレインは「週刊ファミ通」など人気の高いゲーム雑誌を通じて、多数のゲームファンの読者を抱えている。また、インターネットの「ファミ通.com」もネット有数のゲーム情報サイトとして知名度が高い。 エンターブレインの高い知名度と豊富な情報は、ゲーム専門のSNSを展開するうえで大きな優位を持っていると考えられる。また、会員登録に招待性を導入し敷居を高くすることで、逆にゲームファンへの訴求を強くし、むしろ会員の増加を狙えそうだ。 「efigo」の当初の会員募集は、エンターブレイン関連雑誌の編集スタッフからゲームメーカーやクリエイター、読者に招待メールを送るとしている。初期会員を業界関係者やコアなゲームファンで構成することで、密度の濃いSNSを狙っているとも考えられる。 エンターブレインは、初年度に10万人の会員を見込んでいる。また、今後もユーザー主体のコミュニケーション型メディアがますます重要になるとし、ネットワークサービスの事業展開に注力して行く構えである。/efigo(エフィーゴ) (1月22日から) /エンターブレイン /ファミ通.com
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