日経BPコンサルティングが国内の幅広いブランド1500を評価・調査した「ブランド・ジャパン2006」で、アニメ制作会社のスタジオジブリが総合1位になった。日経BPの算出するスタジオジブリの総合偏差値は87.9となり、2位のトヨタの82.3、3位セブン-イレブンの81.3を大きく引き離し昨年の2位から初の1位に浮上した。 スタジオジブリは、一昨年の5位から着実に順位を上げてきている。一方、前回1位のソニーは大きく順位を落とし8位に転落した。 この調査は、日経BPコンサルティングが毎年行うもので、消費者が持つブランドの親しみやすさ、革新性、便利さ、卓越性をもとにブランドの持つ力を算出している。ランキングは、消費者の判断するコンシュマー市場編とビジネスパーソンが評価するビジネス市場編からなる。 日経BPによれば、スタジオジブリは男/女別、年代別のブランド総合力ランキングを見ても,いずれもトップ4までにランクインしているという。また、ブランド総合力を構成する4つの要素でも親しみと卓越性のふたつで1位である。さらに共感する,フィーリングが合うで、5年連続で第1位となっている。 一方、昨年3位でスタジオジブリとブランド力を争っていたディズニーは大きく順位を落とし、12位に後退した。このほかのアニメ・ゲーム関連では、ビジネス編で20位に任天堂、31位にソニーコンピュターエンタテイメントがランキング入りをしている。コンシュマーでは、スタジオジブリとディズニー以外のブランドは見られない。 コンシュマー編では、ウィンドウズ25位⇒7位、iPod75位⇒15位、グーグル63位⇒15位などインターネット関連ブランドの急進が目立っている。/日経BPコンサルティング /プレスリリース /ブランド・ジャパン2006