英国のマンガ・アニメコンテスト 大賞は日本人(11/9) | アニメ!アニメ!

英国のマンガ・アニメコンテスト 大賞は日本人(11/9)

 日本以外で開催されるアニメ・マンガ関連のコンテストの中で賞金額の大きさで話題を呼んだイギリスIMAF2005 (国際マンガ・アニメ祭 International Manga & Anime Festival2005)のマンガ&アニメコンテストの大賞が発表された。レベルの高い競争の結果、大賞と賞金3

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 日本以外で開催されるアニメ・マンガ関連のコンテストの中で賞金額の大きさで話題を呼んだイギリスIMAF2005 (国際マンガ・アニメ祭 International Manga & Anime Festival2005)のマンガ&アニメコンテストの大賞が発表された。レベルの高い競争の結果、大賞と賞金3万ドルは日本人のサカキバラ・スミト氏とモリカワ・ミチル氏の2人が分けあうことになった。
 IMAFによればサカキバラ氏は日本からの応募、モリカワ氏はイギリスで語学研修中の日本人であるという。国外のコンテストではあるが、大賞2人が日本人ということでアニメ・マンガ分野の才能における日本の層の厚さを見せつけたかたちとなった。

 IMAFは2004年に始まったアニメ・マンガ分野のコンテストを中心としたイベントで今年2回目になる。イギリスで需要の増えているマンガ・アニメの人材発掘を目的にしている。昨年の大賞はフランス人のアニメ作家コサル・ソク氏であった。
 今年は10月21日から25日の間までイギリスのロンドンで開催され、12の異なる分野にイギリスのほか日本やカナダ、ブラジルなど海外からも含めて合計で450余りの応募があった。
 
 大賞に選ばれたサカキバラ氏の『Kamiya’s Correspondence』は母親に手紙を書く物語のアニメーションで、非常に優れたアーティストの作品で満場一致で選出されたという。またこの作品は、大人向けの学生アニメ部門賞も受賞している。
 また、モリカワ氏のマンガ『Advent』は、知性と魔法が同居しており、素晴らしいアートと確かな物語であると評されている。大人向けのマンガ・原作部門の受賞もしたモリカワ氏はイギリス在住のマンガ家、イラストレーターである。
 これ以外の10部門を含めた全12部門のうち8部門がイギリス以外からの応募者で国際色豊かなものとなった。コンテストは業界による新人発掘も兼ねているが、日本生まれのアニメ・マンガの国際化という点でも興味深いものだと言える。

/IMAF2005 
《animeanime》
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