このガンダムを見るために、わずか2ヶ月足らずで400万人を超える見物客が公園を訪れた。人気キャラクターの持つ力をあらためて確認させるものである。
またガンダム30周年の盛り上がりは、近年、アニメ業界で活発化する周年ビジネスの可能性を感じさせるものである。キャラクターブランドの生誕○○周年は、これまでも多かったが、アニメでもキャラクター、作品、そしてビジネスの梃入れに、何周年記念といったストラテージが有効というわけである。
これまでもキン肉マン生誕29周年、名探偵コナン10周年、アニメ「ONE PIECE」10周年記念など様々なイベントが行われている。
新キャラクターを産み出すより人気キャラクターの活性化のほうがビジネスリスクは少ない。2010年以降も周年ビジネスは、益々活発化するだろう。

写真: 多数の人が訪れた潮風公園。立像自体は利益はほとんどないとされるが、30周年へのアピール効果は計り知れない。