タカラトミーの目玉は『NARUTO』のゲームソフトである。近年同社に大きな利益をもたらしたタイトルである。それだけにファンからの反応は悪くなかったが、『NARUTO』のトレーディングカードゲーム(バンダイ)は別会場、マンガ出版のVIZ、玩具のバンダイの出展はないためやや孤立した印象が否めなかった。

一方アトラスは、入り口からアーティストアレイにつながるライン上に出展し、位置的に恵まれたこともあり、終日賑わった。ミニイベントも開催するなど、エキビジョンホールの中でも盛り上がりの大きなブースとなった。
『ペルソナ』シリーズや『女神異聞録デビルサバイバー』といった作品が取上げられている。数少ないゲーム会社からの参加は、同社は現地法人をカリフォルニア州に持つことや、同じインデックスグループにアニメ製作会社マッドハウスがあり、アニメファンとの距離感が近いことがあるだろう。
もともと米国では、日本以上にアニメファンとゲームファンの重なりは大きいとされる。また、キャラクター中心のアトラスのゲームは実際にアニメファンが多いだけに、宣伝効果も期待出来そうだ。

TOMY USA /http://www.tomy-usa.com/
アトラス USA /http://www.atlus.com/
アニメエキスポ(Anime Expo)2009 公式サイト
/http://www.anime-expo.org/jp/

