こんな感じにコミック誌のバックナンバーを豊富に揃えた小売業者が大量に出展している。 またアーティストアレイと呼ばれるエリアでは、プロのアーティストが自分のイラストを販売する。 全体的に、コミック中心のファンコンベンションであることを感じさせる雰囲気である。 日本アニメの大手流通業者と知られるADVは、大きなブースながらもアニメエキスポなどに較べると比較的に地味なブース作り。 一押しは、『マクロス』と『オー!マイキー』という同社の豊富なラインナップからはやや不思議な組み合わせであった。 コミックやマンガが中心となっていた会場の中では異彩を放っている。 こちらも大手アニメ流通会社のファニメーション。ドラゴンボールやゴンゾ関連の作品を扱かっていることで知られている。 様々なパンフレットを置き、宣伝していたがややパワー不足。ビジネス出展を期待していたが、思惑がはずれた感じかもしれない。 大きなブーススペースを取って積極的にプロモーションを行っていた日本のマニア向け小売店のとらのあな。 非常に手のかかった展示で、ラインナップはフィギアが中心。 いよいよ海外進出に乗り出すのだろうか。日本企業の数少ない出展として注目を浴びていた。 アメリカの対戦カードゲーム企業大手のスコア・エンターテイメント。一押しは売れ行きも好調な『犬夜叉』のカードゲーム。それ以外にも、女の子向けのカードゲーム『フルーツバスケット』も宣伝している。 『犬夜叉』のマーケティングリサーチに基づいたマーケティングの結果と思うが、今後、女の子向けのカードゲームが根づくか注目である。 ネットコミックは、韓国版マンガ(マンハ)をアメリカ向けに売り出す会社。韓国マンガがアメリカで注目を浴びつつあるが、多くは米国系出版社の手によるもの。 韓国企業が自らの手で売り出しを行うのは貴重な試みだといえるだろう。作品のラインナップは広いが比較的少女マンガが多く、少女マンガブームがここにも及んでいる。 展示場で独立ブースを設けて、積極的に宣伝を行っている「初のアメリカ産アニメ」なる『カッパ・マイキー』。 日本アニメをパロデイにしたアニメということでも大注目の作品である。上映会などのパネルも用意されているほか、放映開始にあたり特別番組が組まれるなどニックトゥーンのこの作品に対する強い期待が伺える。 今回の会場では数は少なかったが、アメリカでも人気を広げつつある日本アニメの本格的なフィギアのお店。 この店は、海洋堂と正式契約しているらしく海洋堂のフィギアが全面に押し出されている。 そのほかの商品もレベルの高い日本製のフィギアだけである。/ニューヨークコミコン