オープニングセレモニー・レポート | アニメ!アニメ!

オープニングセレモニー・レポート

 アニメエキスポは、4日間のコンベンション開催の前に、オープニングセレモニーというものがある。オープニングセレモニーと言っても内容はいったってシンプル。大会委員長とアナハイム市の挨拶があるほかは、ほとんどの時間がゲスト・オブ・ホナーと呼ばれる日本と米

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 アニメエキスポは、4日間のコンベンション開催の前に、オープニングセレモニーというものがある。オープニングセレモニーと言っても内容はいったってシンプル。大会委員長とアナハイム市の挨拶があるほかは、ほとんどの時間がゲスト・オブ・ホナーと呼ばれる日本と米国のゲストの紹介と挨拶で構成されている。
 しかし、この豪華なゲストこそがコンベンショの目玉なので、その紹介だけでもかなり人が集まる。まして、オープニングセレモニーが終わると各イベントがばらばらに開催されてしまうから、効率よくゲストの顔を拝める唯一のチャンスといってもいい。そんなわけもあり、3,000人収容のメイン会場はほぼ満席状態になった。

 セレモニーは、アナハイム市の挨拶から始まった。アナハイム市はコンベンショの主要スポンサーにも名前を連ねていて、このコンベンションの開催が市からも大きな協力を得ていることが判った。また、最終日に行われるチャリティーオークションの収益の一部は市のチャリティー団体も寄付されるので、挨拶に加えそれに対する感謝の言葉も述べられた。
 次いでコンベンション委員長のダノルド・ヒガ氏からの挨拶があり、目玉のゲスト紹介に続いた。今回の日本人ゲストの紹介は、遅れて到着する関智一さんと坂本真綾さん以外の逢坂浩司さん、北久保弘之さん、小林治さん、下笠美穂さん、山下明彦さん、山本和枝さん、KOTOKOさん、堀川亮さんらであった。

 米国の人気声優で『Hellsing』や『ウルフズレイン』で活躍するクリスピン・フリーマン氏から紹介が始まった。フリーマン氏は、舞台のうえでくるりと一回転して自己アピールをすると、続く女性人気声優のコレン・クリッケンバード氏もその真似をしてアピール。その後は、なぜかゲストは皆のそれをまねることになってしまい、結局、日本のゲストも含めてほとんどが舞台のうえで回転を披露、会場は大いに盛り上がった。北久保氏にいたっては、バレエダンサーさながらの華麗な回転に挨拶のポーズもつけて場内は大うけであった。
 堀川亮氏以外の日本のゲストはみんな日本語での挨拶であったが、アニメエキスポに参加出来た喜びを楽しそうに語ったり場内から熱い声援が送られた。初めて参加したゲストは想像以上の観客数に驚き、多少緊張している様にも見えた。

 各ゲストの紹介の際には簡単な紹介ビデオが流されるのだが、観客は自分の好きな作品やキャラクターが出来てくる盛んにアピールして盛り上がる。このため、人気のある作品とそうでない作品が一目瞭然。ゲストにその作品のクリエーターがいても構わないので、作り手にとってはある意味怖い状況である。これは、オープニングセレモニーに限ったことではないが、米国人の感情表現の仕方が素直に現れていて面白い。

 こうしたゲストの紹介のあと、『それでは、これをもってコンベンショの開催を宣言します。』とあっけないほど簡単な開催の言葉と伴にオープニングセレモニーは終わり、2005年のアニメエキスポが始まった。

/アニメエキスポ2005 

写真上はアニメエキスポのメイン会場となるアナハイムコンベンションセンター。カリフォルニアの爽やかな風の中で独立記念日含む4日間開催される。

写真下は別会場のアナハイムヒルトンホテル。会場は周辺のマリオットホテルやヒルトンホテル、コスタアナハイムホテルにも広がり公道を歩くコスプレヤーも普通の風景である。
《animeanime》
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