4月29日から、全国劇場でアニメ映画『鬼神伝』の公開がスタートした。日本の歴史に伝わる「鬼」をモチーフに推理小説作家 高田崇史さんが書いた小説を、『NARUTO』などで知られるアニメスタジオのぴえろ が迫力の映像化を行った話題作だ。『NARUTO』や『BLEACH』で培ってきたアニメでのアクション作画のノウハウがオリジナル劇場大作に存分に活かされた。監督に川﨑博嗣さん、キャラクターデザインには西尾鉄也さん、演出に古川順康さんとスタッフも実力派が揃う。オロチコンセプトデザインには、大友克洋さんが参加する。
そして、各キャラクターの声優を担当した役者陣、劇場音楽、主題歌にも豪華なメンバーが揃う。公開初日となった4月29日には、東京・新宿ピカデリーで初日舞台あいさつが行われこのうち声優をつとめた石原さとみさんと中村獅童さん、さらに劇中の音楽を担当した宇崎竜童さん、主題歌「STARLIGHT」を歌った福原美穂さんが登壇した。
劇場はおよそ600人の来場者で埋めつくされた。そのなかに石原さんは自らが演じた鬼の娘 水葉が鬼に変身した時の仮面を、中村さんも謎の僧 源雲の仮面で登場し、初日に相応しい華やかなものとなった。
中村さんは本作について、「この作品にはいろいろな人が関わっています。映画を観て、何かを感じていただければうれしいです」と応援を呼びかけた。
石原さんは「この作品は手描きなんですよね。この作品を作るのに、本当に多くの人の努力があります。よく見ると背景や影なども丁寧に描きこまれていますので、そういう部分もチェックして是非もう一度みてください」と手描きアニメの魅力を見どころとして紹介。
京都生まれの宇崎さんは、音楽づくりの苦労を披露。「現代と平安時代をタイムスリップする作品なので、和と洋の楽器をあわせてくれと監督の指示がありました。また、今回、当時のメンバーとともに「竜童組」を再結成し、「續☆竜童組」として、やらせて貰いました」とのこと。
そして主題歌を歌う福原さんは、「自分と映画の共感できる部分を出したいと思いました。1月に制作したのですが、その時の世間とストーリーをリンクさせて書きました」とこちらも曲作りの様子を語った。
『鬼神伝』
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4月29日（金）新宿ピカデリーほか全国ロードショー
原作： 高田崇史「鬼神伝」（講談社刊）
監督： 川﨑博嗣
声の出演： 小野賢章 石原さとみ 中村獅童（特別出演）
音楽： 宇崎竜童／演奏：續☆竜童組
主題歌： 「STARLIGHT」福原美穂
