12月4日の全国公開を前に『劇場版 BLEACH 地獄篇』の完成披露試写会が東京・丸の内の東商ホールで行われた。本作は劇場第4作、また久保帯人さんの原作の「週刊少年ジャンプ」(集英社)連載開始10周年を記念した作品だ。 久保帯人さん自らが製作総指揮となり、これまでアニメでは勿論、原作でも描かれなかった地獄を描く。作品の中核をなしながら、実際には登場しなかつた『BLEACH』の世界の地獄がどの様に描かれるか注目だ。 完成披露試写会ではアクション満載の最新の映像が上映され、訪れたファンを興奮させた。映画上映後には本作に登場する「地獄の門」が会場に再現され、その中から豪華ゲストが現れ、さらに会場を沸かせた。 映画の完成を祝うべく登壇したのは、阿部記之監督、一護役の森田成一さん、ゲストキャラクターを演じた古谷徹さん、中井和哉さん、そして主題歌を「Save The One, Save The all」を担当したT.M.Revolution西川貴教さんという豪華な顔ぶれだ。 今回、映画にゲスト出演する古谷徹さんと中井和哉さんが演じるのは今回の作品の中核を成す、地獄の罪人である咎人だ。古谷徹さんが演じる朱連は一護を利用しようとする咎人のリーダー、古谷さんは「日本のみならず世界的な人気作品のメインゲストでとてもうれしいです」と挨拶した。 一方、中井和哉さんによる黒刀リ(コクトー)(*)は、同じ咎人ながら訳ありの様子、謎が多く、物語の鍵を握る。中井さんの「なぞが多い役は楽しいですね」との言葉にも、キャラクターが窺える。 森田成一さんは、「これが自身の出来る今一番の一護です。演技に演技を重ねました」と全力投球だったアフレコの様子を語る。「(アニメ版の)『BLEACH』は7年目に入りますが、今回初めてのどを潰しました。3日間声がでなくなりました」と驚きの証言、今回はこれまでになく叫び声が多かったからだという。 その気になるアフレコの様子だが、森田成一さん、古谷徹さん、中井和哉さんによる生アフレコを会場で行うサプライズな企画が行われ、その一端が紹介された。特に3人交えてのアクションシーンは、まさに声が潰れたのも頷ける激しいバトルと叫び声の連続だ。 今回の主題歌について西川貴教さんは、「連載10周年でやっと参加出来た。正直びっくりした。とても光栄」と喜びを隠せない。そして「自分が出来る精一杯の思いをぶつけた。この時代だから大事にされる一護の熱さを表現した」と語る。 阿部監督は今回の映画の難しさについて聞かれると「ロケハンに行かなかったこと」と、久保帯人さんのアドバイスも受けながら「『BLEACH』らしい地獄を描いた」と話す。音楽、地獄の表現、バトルなど、見るどころ満載の映画に仕上がったようだ。*「刀リ」は本来は併せて一字 『劇場版BLEACH 地獄篇』 /http://www.tv-tokyo.co.jp/bleach/12月4日全国東宝系ロードショー
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