10月23日、東京・品川ステラボールで、人気のアニメソングを歌うアーティストを集めた「TOKYO ASIA MUSIC MARKET(以下、TAM) アニメソングライブ」が開催された。 今年6回目となる「TAM」は、日本の魅力的なアーティストと音楽コンテンツを、アジアや欧米諸国に発信することを目的としたイベント。この日のライブには、飛蘭(フェイラン)、Kimeru、Sphere、戸松遥、Keno(キーノ)、ELISA、牧野由依、下川みくに、生沢佑一、腐男塾と、10組の豪華アーティストが出演した。
まず、ライブのトップバッターを飾ったのは、飛蘭さん。アニメ『喰霊-零-』の挿入歌である『Dark Side of the Light』、アニメ『CANAAN』のオープニング曲『mind as Judgment』を熱唱した。その力強い歌声に、会場に招待された2000人の観客も熱狂し、大きな歓声が響いていた。
4組目に登場したKenoは、アニメ『HUNTER×HUNTER』のオープニング曲『おはよう。』をさわやかに歌い上げた。この曲を久しぶりに歌ったというKenoのHIROさんは、2000年から“成海カズト”としてアーティストに楽曲提供を行っているそう。この日は特別に、昨年倖田來未に提供した『stay with me』をセルフカバーし、会場をうっとりさせた。
5組目に登場したELISAさんは、デビュー曲でアニメ『ef - a tale of memories.』のオープニング曲『euphoric field』と、アニメ『とある科学の超電磁砲』のエンディング曲『Dear My Friend -まだ見ぬ未来へ-』を披露。とにかくキレイな、透きとおるような高音に、会場はすっかり魅了されてしまった。
ゆったりムードを一気に払拭したのが、デビュー10周年の下川みくにさんだ。アニメ『フルメタル・パニック? ふもっふ』のオープニング曲『それが、愛でしょう』と、アニメ『フルメタル・パニック! The Second Raid』オープニング曲『南風』を披露。「前半からすごい熱気で、“みんな、後半までその熱気がもつの!?”と心配になりました」と、冗談交じりに話した下川さんだったが、そんな心配は一切無用。彼女のエモーショナルな歌声に、会場は大盛り上がりだった。