009 YEAR 歴代島村ジョー声優が勢揃いで大盛況 | アニメ!アニメ!

009 YEAR 歴代島村ジョー声優が勢揃いで大盛況

 5月12日、東京・秋葉原のUDXシアターで、『サイボーグ009』にちなんだビッグなイベントが開催された。森功至さん、井上和彦さん、櫻井孝宏さんと世代の異なる3人の声優をゲストに招いたものだ。
 この3人の声優を結ぶのは『サイボーグ009』、実は3人ともテレビアニメ

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 5月12日、東京・秋葉原のUDXシアターで、『サイボーグ009』にちなんだビッグなイベントが開催された。森功至さん、井上和彦さん、櫻井孝宏さんと世代の異なる3人の声優をゲストに招いたものだ。
 この3人の声優を結ぶのは『サイボーグ009』、実は3人ともテレビアニメシリーズ『サイボーグ009』の島村ジョー役を務めた共通点がある。勿論それぞれの出演したシリーズは異なる。森功至さんは今から40年以上前の1968年版、井上和彦さんは1979年版、櫻井孝宏さんは最も新しい平成版に出演する。

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 この3人が舞台に並んだ様子は、『サイボーグ009』の人気の長さを物語るものとなった。3人が出演したこの日のトークイベントでは、それぞれがアフレコやオーディションの思い出などを語り、会場を沸かせた。
 オープニングの9人によるカウントダウンで「009!」がうまく言えず数十回のリテイクを取った森功至さんの話、「加速装置!」の言葉にまつわる井上和彦さんの話、さらに緊張と興奮のあまり寝つかれず初回のアフレコに遅刻した櫻井孝宏さんの逸話などだ。

 それぞれのエピソードは同じ島村ジョーながら、異なった個性で声優としてのキャラクターを際立てさせる。しかし、そうした個性とは別に3人に共通していたのは、全員が島村ジョーの格好良さを持っていることだ。
 声は異なっているが、どれを聞いても島村ジョーを感じられる。井上和彦さんがジョーのオーディションを受けた際に、自己紹介の「井上和彦です」で、監督に「その声だ」と言われて合格したというのも納得だ。
 
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 こうした滅多にない顔合わせのイベントが実現したのは、今年がサイボーグ009 YEARであることを記念したものだからだ。これはサイボーグ009の「009」と2009年の末尾「009」重なることにちなんだものである。
 この日のイベントでは、この記念日を島村ジョー誕生会と見立ててバースデーケーキが登場した。さらに来場したファン代表による3人への花束贈呈も行なわれる華やかなものとなった。

 また、サイボーグ009 YEARを記念したイベントは、DVDでも行われる。『サイボーグ009』のDVD-COLLECTIONが7月21日に発売される。これは1968年版と1979年版のテレビアニメ『サイボーグ009』を新価格でDVDとして発売するものだ。
 今回のイベントは、このDVDのプロモーションも兼ねている。イベントでは、1968年版の第1話『恐怖の怪人島』、1979年版の第1話『よみがえった神々』、そして平成版(2001年版)の第1話『誕生』がまとめて上映された。

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 さらにビッグな企画は、1979年版の主題歌を歌った成田賢さんが登場し、名曲「誰がために」をライブで披露したことだ。古い009ファンには感涙ものの、貴重な体験である。
 しかも、今回は、これまで一度も公開されなかった1番から3番まで通した本邦初公開バーションでの演奏である。これはこれまで1番と2番とされていた歌詞は実は1番と3番で、本当の2番が実は存在したというものである。今回、石森プロの全面監修で本来の2番を復活させた。
 イベントはおよそ3時間にも及び、最初から最後まで懐かしさと驚きに溢れる充実したものとなった。

『サイボーグ009』 DVD-COLLECTION 公式サイト 
/http://www.toei-video.co.jp/DVD/sp21/cyborg009collection.html
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