今年のパネルはショートドラマを交えた日本のプロダクションI.Gのスタジオ紹介フィルムから始まった。日本のアニメ制作の現場を見たいというファンのニーズは高いので、的を射た企画と言えるだろう。 続いて同社が手がける『REIDEEN』や『ウエルベールの物語~Sisters of Wellber』、『精霊の守り人』、さらに短編として坂本真綾さんのミュージックビデオ『ユニバース』や資生堂のCM『ASIENCE~髪は女の命』と続く。
しかし、今回の一番の目玉は、先日、日本でも電撃的に製作発表された押井守監督の最新作『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』である。上映された映像は日本では既に御馴染みになりつつある空の映像だけのあの特報である。 それでも来場者の反応は非常に高く、米国においても押井守監督の人気の高さを伺わせるのに十分であった。実際に作品が姿を現す来年は、さらに大きな盛り上がりが期待できそうだ。