バルト3国のアニメーション特集上映 阿佐ヶ谷で開催 | アニメ!アニメ!

バルト3国のアニメーション特集上映 阿佐ヶ谷で開催

日本ではまだ馴染みが薄いバルト3国、リトアニア、エストニア、ラトビアのアニメーションを集中的に紹介する特集上映が、11月7日から16日、12月3日から16日

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 日本ではまだ馴染みが薄いバルト3国、リトアニア、エストニア、ラトビアのアニメーションを集中的に紹介する特集上映が、11月7日から16日、12月3日から16日と2回に分けて東京・阿佐ヶ谷のラピュタ・アート・アニメーションのちいさな学校劇場で行われる。
 「バルト海の奇妙な果実」と題された特集は、エストニアの巨匠マッティ・キュットの最新作からアニメーション作家のドキュメンタリー、エストニアのアカデミーでアニメーション教育の教材に使用される教材まで実に多彩だ。プログラムはテーマごとに11にも及び、全体を通して鑑賞すれば旧ロシアから独立したこの地域の個性あるアニメーション文化が把握出来るだろう。

 数あるプログラムのなかでも目玉となりそうなのは、マッティ・キュットの最新作『空の歌』だろう。日本初公開45分ものこの大作は、作家の得意とするシュールレアリスティックな世界が繰り広げる。
 こちらも巨匠として世界的に知られるパルンによる『ガブリエラフェッリのいない生活』も貴重な作品だ。パルンとしては珍しい44分もの長編となる。
 このほかクレイアニメーション、人形アニメーションなど、ソ連時代から現在までの傑作が並ぶ。これまでになかった規模での上映であることは勿論、今後もこれほど多様な作品が揃うことはないかもしれない。

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        マッティ・キュット 『空の歌』

 プログラムは、いずれも1時間から1時間半程度となっている。いずれも入れ替え制で1回700円、3回券1500円となる。また、アニメーション以外に、ソ連から独立運動を描いたドキュメンタリー『歌う革命』の上映も行われる。
 上映作品の詳細やプログラム日程は、ラピュタ阿佐ヶ谷の特設サイトで確認出来る。

バルト海の不思議な果実
/http://www.laputa-jp.com/school/balt_screening/

2011年 11月7日(月)~11月16日(水)
12月3日(土)~12月16日(金)

会場:アート・アニメーションのちいさな学校劇場
主催: バルト三国記念週間実行委員会/ラピュタ

チケット
A~K :1回券…700円 3回券…1500円 
各回定員入れ替え制
 
[プログラム]
[A]シュルレアリスムの巨人マッティ・キュット最新作 『空の歌』&『リトル・リリィ』61min
[B]エストニアのアニメーションの祖。そのドキュメンタリー 『時の王たち』72min
[C]「ANIMASOPHY」ケーススタディ 論理的に見るアニメーション 84min
[D]人形アニメの精鋭スタジオ  ヌクフィルムスタジオ作品集 57min
[E]海原に目を泳がせる男、脳裏に浮かぶのは翼か櫂か ウラディミール・レスチョフ監督とラトビアのアニメーション 文字列『ラトビア」約60min
[F]はじめて日本に紹介されるリトアニアのアニメーション 文字列「リトアニア」57min
[G]巨匠パルンの唯一の長編 『ガブリエラフェッリのいない生活』&『カール・アンド・マリリン』
[H]ゴールの見えない不条理のスパイラル カスパル・ヤンシス監督とヨーニスフィルムスタジオ作品集62min
[I]男はある朝唐突にフジヤマを目指す  プリート・テンダー監督作品集 顔写真64min
[J]パルンの優秀な弟子。教鞭をとり、執筆もする ウロ・ピッコフ監督作品集 62min
[K]エストニアのこどもに大人気の長編シリーズ2作目 74min
《animeanime》
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