1974年の『宇宙戦艦ヤマト』を再構築する完全新作アニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』の製作が明らかになった。この詳しい情報が正式発表された。 11月10日の一部報道では、2012年4月7日の劇場公開と言及されていたが、これはその後に続くテレビシリーズの先行イベント上映となる。物語のプロローグとなる1話、2話を劇場で上映し、その盛り上がりをテレビシリーズへとつながって行く。近年、盛んなイベント上映の熱気を新作のスタートとする。上映時間はおよそ50分、全国10館での上映を予定している。 一方、テレビシリーズの長さや放送局などは、今回は発表されなかった。さらなる情報は今後、公式サイトなどにて発表される。 また、気になるアニメ制作、主要スタッフも発表された。アニメ制作はXEBECとAICのふたつのスタジオが担当する。数々の名作を生みだしてきた両社のコンビネーション、そしてスタッフの力量に期待が集まる。 総監督には出渕裕監督、キャラクターデザインには結城信輝さんを起用する。結城信輝さんは劇場版『エスカフローネ』や『ファイブスター物語』など数々の傑作のキャラクターデザイン・作画監督を手掛けてきた。繊細かつ華麗な絵が持ち味で、『宇宙戦艦ヤマト2199』でも活躍が期待される。 また、公式サイトもオープンしている。サイトでは、本作のPVを披露している。再構築されたキャラクター、メカニック、そして作画の一部が垣間見える。2012年のスタートの一部を体感できる。画像:(c)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会 『宇宙戦艦ヤマト2199』 公式サイト/http://www.yamato2199.net/原作: 西崎義展総監督: 出渕裕キャラクターデザイン: 結城信輝制作: XEBEC、AIC2012年4月7日より全国10館にて上映開始上映時間:約50分(予定)新宿ピカデリー・横浜ブルク13・MOVIX柏の葉・MOVIXさいたまMOVIX宇都宮・なんばパークスシネマ・MOVIX京都・ミッドランドスクエアシネマ福岡中洲大洋・札幌シネマフロンティアこの作品は偉大である。自分が、いまここに在るのは、自分が、この世界に誘われたのは、37年前のこの作品との出会いがあったからだ。だからこそ、避けるわけにはいかない。だからこそ、伝えていかねばならない。だからこそ、やり遂げねばならない。感謝と敬意と、そして思いを込めて、自分と同じく、この艦に若くして巡り会った人々へ、この艦を知らない、未来を築く今を生きる若者へ、宇宙戦艦ヤマトは時代を超え、「宇宙戦艦ヤマト2199」として、ここに新生する。観た人々の、新しき第一歩足らん事を。(総監督:出渕裕)『宇宙戦艦ヤマト』第1作が、完全新作アニメーションとしてよみがえる!あらゆる状況を塗り替えた歴史的名作の熱気を受け継ぎ、ベストクリエイターが結集。21世紀の作品として真価を世に問う。ガミラスの侵略で破滅寸前に追いこまれた地球を救うため、銀河をはるかに超えたイスカンダルへと、宇宙戦艦ヤマトはワープにワープを重ねて果てしない旅を続ける。それは絶望を希望にかえる、勇気の旅路なのだ。終末ブームで陰鬱な空気が漂っていた1974年、『ヤマト』は「テレビまんが」と呼ばれていたアニメの児童向けというポジションを一変させた。不利な状況にくじけず未来を切り拓く、ヤマトの強い信念と志を必要とする時期が、また到来したのである。最新ビジュアルと入念に再構築されたストーリーで単なるリメイクの枠を大きく超える、熱き魂の継承の瞬間をぜひ目撃しよう! (アニメ評論家:氷川竜介)
「宇宙戦艦ヤマト」“西暦2202年の選択”もテレビ初オンエア! BS12「日曜アニメ劇場」で3作品放送決定 2022.8.20 Sat 19:15 『宇宙戦艦ヤマト』シリーズの3作品が、BS12(トゥエルビ)「日…