ジブリ長編15作が全米上映ツアー GKIDSと配給契約合意で  | アニメ!アニメ!

ジブリ長編15作が全米上映ツアー GKIDSと配給契約合意で 

ニューヨークのIFCセンターで、スタジオジブリの長編映画が特集上映される。これはGKIDSとIFCセンターが連携したプロジェクト

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 2011年-2012年の冬シーズンに、ニューヨークのIFCセンターで、スタジオジブリの長編映画が特集上映される。これはGKIDSとIFCセンターが連携したプロジェクト「THE STUDIO GHIBLI COLLECTION」で、米国でも人気の高いスタジオジブリの世界を一望するものだ。
 1984年から2008年までを網羅する幅広い上映作品となる。初期の代表作『となりのトトロ』や『天空の城ラピュタ』、さらに米国の劇場公開でもヒットした『千と千尋の神隠し』など、また『耳をすませば』、『おもひでぽろぽろ』などもある。米国プレミア上映となる作品も含まれる。このほか『風の谷のナウシカ』も上映される。

 上映は2011年12月16日スタート、2012年1月12日までかけて字幕版、吹き替え版の双方を上映する。また、作品はいずれもニュープリントとなる。映画ファンのニーズに応えた丁寧な企画だ。
 会場となるIFCセンターは、インディペンデント映画の傑作を上映する拠点として広く知られた存在だ。今回は、GKIDSと手を組んで、良質なアニメーションとして米国でも評価が高いスタジオジブリにスポットを当てる。

 GKIDSはアート映画とファミリー映画のなかでも、クオリティの高い作品に特化した米国の配給会社である。とりわけアニメーションに強みをみせる。これまでにミッシェル・オスロ監督の『アズールとアスマール』、トム・ムーア監督の『ブレンダンとケルズの秘密』などの配給を手がけている。
 今回の特集上映は、GKIDSがスタジオジブリと長編アニメの北米劇場配給で合意したことから実現した。GKIDSが得意とする優れた作品を多くに人に届ける配給ネットワークが活かし、スタジオジブリの作品世界を届ける。

 GKIDSとIFCセンターはこの特集企画を、ニューヨーク以外の北米主要都市にも広げる予定だ。現在、開催都市としてロサンジェルス、シカゴ、ワシントンDC、トロント、ボストン、サンフランスコ、シアトルなどの名前が挙がっている。2012年の上半期をかけてこれらの都市を周る。
 さらに2012年後半には、これまで米国公開されてこなかったスタジオジブリの映画の米国限定公開を実施する予定だ。

GKIDS /http://gkids.com/
IFCセンター /http://www.ifccenter.com/
《animeanime》
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