6月13日、バンダイナムコグループは、東京・品川のバンダイナムコ未来研究所 ファンシアターにて、テレビシリーズ第14作目になる『機動戦士ガンダムAGE』の制作発表を行った。『機動戦士ガンダム00』放映終了から2年半、満を持して新たに送り届ける本作は「三つの運命が 歴史になる――」のキャッチコピーと伴に、MBS・TBS系列で放映される。 制作発表会では、最新の映像とビジュアル、プラモデル、玩具、ゲームソフトなど今後展開を予定するいくつもの商品が披露された。バンダイグループ各社からバンダイの上野和典代表取締役兼チーフガンダムオフィサー、サンライズの宮河恭夫専務取締役、バンダイナムコゲームスの鵜之澤伸代表取締役副社長が登壇し、本作にかける意気込みの高さを感じさせた。 『機動戦士ガンダムAGE』の新しさは、キャラクタービジュアルを見ただけでも分かる様に男児をコアターゲットにしていることだ。実際に玩具のメインターゲットは小学生と紹介されたように、従来のガンダムシリーズより、ファン層をより若い世代に広げる意図があるようだ。 本作の舞台はスペースコロニーへの移民が始まって数百年が過ぎた宇宙時代。戦争は終わり、平和な時代が到来するかに思われた時に、突如、出現した正体不明の敵UE(Unknown Enemyアンノウン・エネミー)に人類は攻撃される。そのUEと戦うのは、ガンダムとAGEシステム開発する少年 フリット・アスノ、戦いはさらにフリットの息子アセム、さらにその息子 キオへと受け継がれていく。3世代にもわたる大河ストーリーが描かれる。 1年間にわたる本作の制作の中心となるのが、『ケロロ軍曹』などで活躍してきた山口晋監督である。山田監督は、とにかく楽しめる作品を目指したいとする。 さらに『機動戦士ガンダムAGE』の鍵を握ることになりそうなのが、ストーリー・シリーズ構成として参加する日野晃博さんである。日野晃博さんはゲーム会社レベルファイブの代表取締役であると同時に、数々の人気作品を生み出すクリエイターでもある。「レイトン教授シリーズ」や『イナズマイレブン』、『ダンボール戦機』など少年・少女向けのゲーム・アニメでの当代きってのヒットメーカーである。『機動戦士ガンダムAGE』にもレベルファイブならではアイディアが盛り込まれることになりそうだ。 そして、もちろんレベルファイブの開発によるゲーム、ガンダムシリーズ初のRPGの発売もすでに決まっている。アニメとゲーム、玩具、様々なエンテイメントが同時進行する新世代のガンダムシリーズが2011年10月にスタートする。 『機動戦士ガンダムAGE』放送開始: 2011年10月 MBS・TBS系列 にて/http://www.gundam-age.net [スタッフ]企画: サンライズ 原作: 矢立 肇、富野由悠季 監督: 山口 晋 ストーリー/シリーズ構成: 日野晃博 キャラクターデザイン原案: 長野拓造 キャラクターデザイン: 千葉道徳 メカニックデザイン: 海老川兼武 石垣純哉 寺岡賢司 企画協力: レベルファイブ 制作協力: 創通、ADK 製作: サンライズ 、毎日放送
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