ドリームワークス・アニメ 2014年までの劇場公開スケジュール発表 | アニメ!アニメ!

ドリームワークス・アニメ 2014年までの劇場公開スケジュール発表

ドリームワークスアニメーションは、2014年までに劇場公開される長編映画の正式スケジュールを明らかにした。2011年は、5月26日に『カンフー・パンダ2

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 米国の大手アニメーション製作会社ドリームワークスアニメーションは、2014年までに劇場公開される長編映画の正式スケジュールを明らかにした。
 2011年は、5月26日に『カンフー・パンダ2』と11月4日の『Puss In Boots』を公開する。『カンフー・パンダ2』は2008年に公開され大ヒットとなった作品の続編、『Puss In Boots』は、こちらもヒットシリーズの『シュレック』からスピンオフした。長靴をはいた猫が新たな活躍をする。『シュレック』シリーズは2010年に完結したが、こちらでさらに世界が展開する。2012年6月8日公開の『マダガスカル3』も、人気シリーズの第3弾である。

 シリーズ以外の次の新作が登場するのは、2012年11月21日の『Rise of the Guardians』となる。米国の著名な絵本作家ウィリアム・ジョイスの作品を基に制作する妖精が登場する物語だ。その後は2013年の冒険コメディ『The Croods』、カタツムリを主人公とした『Turbo』、『Me and My Shadow』、2014年の『Mr. Peabody & Sherman』までは、全て新作である。
 そして、2014年6月20日には、2010年に高い評価を受けた『ヒックとドラゴン』の続編がお目見えする。ファンには待ち遠しいものとなるだろう。

 今回の発表でドリームワークスアニメーションは、2011年から14年前半までの約4年間で合計9本の劇場大作を製作・公開することになる。このうち6本は新作(うち1本はシリーズ作品のスピンオフ)となり、3本は『カンフー・パンダ』、『マダガスカル』、『ヒックとドラゴン』の続編である。
 続編が制作される『カンフー・パンダ』と『マダガスカル』は、既にニコロデオンと共同製作でテレビアニメーションシリーズも製作されている。映画と併せて作品タイトルやキャラクターをブランドとして確立し、関連ビジネスを広げる戦略である。劇場映画のヒット作が、キャラクターブランド育成の出発点となる。マンガやテレビアニメがキャラクター創出の核となる日本とは異なった、劇場重視の米国のキャラクタービジネスである。

 また、製作本数はこれまでの年2本平均から、年2本~3本にペースアップされている。今回、スケジュールに挙がらなかった2014年後半以降もドリームワークスアニメーションは多数の製作準備をしているとされ、当面はこうした体制が維持されそうだ。
 これは近年、米国の映画興行のなかでフルCGアニメーションの存在感が増していることも背景にあるとみられる。世界的に拡大する子供向けのエンターテインメント市場に狙いを定めたかたちだ。

ドリームワークスアニメーション(米国)
/http://www.dreamworksanimation.com/

[ドリームワークス アニメーション 劇場長編映画公開スケジュール]
(いずれも北米公開日)

2011年
5月26日 『カンフー・パンダ2(Kung Fu Panda 2)』
11月4日 『Puss In Boots』

2012年
6月8日 『マダガスカル3(Madagascar 3)』
11月21日 『Rise of the Guardians』

2013年
3月1日 『The Croods』
6月7日 『Turbo』
11月8日 『Me and My Shadow』

2014年
3月21日 『Mr. Peabody & Sherman』
6月20日 『ヒックとドラゴン2(How to Train Your Dragon 2)』
《animeanime》
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