35年ぶりに復活、総製作費3億円と話題を呼ぶ映画『電人ザボーガー』のワールドプレミアがオランダで開催される。1月26日から始まる第40回ロッテルダム国際映画祭にて上映されることが決定した。 ロッテルダム国際映画祭は、来場者数35万人超、上映作品は700本以上という大型フェスティバルである。ヨーロッパでは、カンヌ国際映画祭やベルリン国際映画祭と並ぶ重要な国際映画祭とされている。 本編は映画祭の期間中、1月28日、29日、2月5日と3回にわたり上映される。また、今回は映画祭に相応しいインターナショナルバージョンとしての登場となる。ワールドプレミアに向けた特別編集により、より大胆に、ロボットアクションをさらにスケールアップしたという。 日本では本年初夏の公開予定の『電人ザボーガー』がどういったかたちで評価されるか注目される。また、日本の特撮映画の伝統を受け継ぐ映画への反応も気になるところだ。 映画『電人ザボーガー』は、1974年にテレビ放映され異色の特撮ヒーローである。派手なアクションシーンやオートバイクから変形してロボットとなるアイディアが子供たちの人気を集めた。 その作品を現代に蘇らせるのは『片腕マシンガール』や『ロボゲイシャ』といったホラー、アクションコメディで国際的にも人気のある井口昇監督である。映画は「青年期の章」と「熟年期の章」に2部作でふたつの時代で構成される。主人公 大門豊とザボーガーの半生に渡る絆を描くドラマが見どころになる。また、「熟年期の章」の大門豊役を板尾創路さんが演ずるのも話題だ。 (C)2011「電人ザボーガー」フィルム・パートナーズ井口昇監督作品『電人ザボーガー』 /http://www.zaborgar.com/初夏、 2部作合体 全国ロードショー出演: 板尾創路/古原靖久/柄本明/山崎真実/竹中直人 ほか企画・原作: ピープロダクション 2011年/日本/35mm/シネマスコープ/ドルビーDTSステレオ 上映時間: 日本版114分/海外版101分配給・宣伝: 日活
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