昭和33年「月光仮面」 幻の第1話を東北新社が再現、放映へ | アニメ!アニメ!

昭和33年「月光仮面」 幻の第1話を東北新社が再現、放映へ

東北新社は『月光仮面』の制作をしていた宣弘社の協力により、第1話を再現することに成功した。

ニュース
注目記事
moonlightmasked.JPG 1958年(昭和33年)に国産初のテレビシリーズ映画とし放映され絶大な人気を誇ったのが、『月光仮面』である。『月光仮面』はその後のテレビ放送、そして子ども番組、特撮ヒーロー番組に多大な影響を及ぼした。
 しかし、テレビ草創期の番組の多くがそうであるように、『月光仮面』もまた放映当時の資料の大半が失っている。なかでも作品の記念すべき第1話「月光仮面現わる」はエピソード自体が丸々失われ、欠番、幻の作品とされてき来た。

 そうしたなか東北新社は、当時『月光仮面』の制作をしていた宣弘社の協力により、この第1話を再現することに成功した。再現された第1話はCSチャンネル ファミリー劇場にて、1月1日9時半から初放映される。
 再現プロジェクトにあたって当初なわれた調査では、第1話の原版や台本は発見することが出来なかった。そこで関係者による数々の有力証言と資料を基にし、さらに現存する第2話以降の素材の中からカットや挿絵を組み合わせ、第1話を再現した。多大な努力のうえに築かれた貴重な映像となった。
 また、月光仮面の声は、放映当時に祝十郎役を演じた大瀬康一さんが、自らアフレコを担当するなど、オリジナルの再現に注力した。

 ファミリー劇場では第1話に引き続き、2011年1月より『月光仮面HDリマスター版』の放送も開始する。さらに1月1日9時からは第1話の行方を追った特別番組ドキュメンタリー「『月光仮面』~幻の第一話を求めて~」も放映される。第1話の放映直前となるので合わせて観たい番組だ。
*上記放映はいずれもリピートあり詳しくはファミリー劇場の公式サイトで確認ください。

ファミリー劇場 /http://www.fami-geki.com/
月光仮面第1話 「月光仮面現わる」
1月1日 9時半~、1月10日 8時半~ ほか
アフレコ:大瀬康一(祝 十郎 役) ほか

[スタッフ]
 企画: 小柳大侍
 脚色: 岩佐陽一
 製作: 大曽根宏太郎、矢吹飛鳥
 編集・効果: 大久保一光(BAD TASTE)
 音楽: 小川寛興、まついえつこ
 監修: 宣弘社

特別番組「『月光仮面』~幻の第一話を求めて~」
1月1日 9時~、1月10日8時~ ほか
インタビューゲスト: 大瀬康一、当時の制作関係者ほか

『月光仮面HDリマスター版』
1月より放送スタート
毎週(土) 6時~、※再放送(木) 7時~※6話連続
出演: 大瀬康一、久野四郎、宇野よし子、日吉としやす ほか
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

特集