大阪芸大の大学漫画Vol.17が「アオイホノオ」特集 | アニメ!アニメ!

大阪芸大の大学漫画Vol.17が「アオイホノオ」特集

「大阪芸術大学 大学漫画」の最新巻Vol.17が、12月1日に発売される。「島本和彦 GAINAX 山賀博之・赤井孝美「アオイホノオ」の大阪芸大時代を語る!」、もうひとつは

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daigakumanga17.jpg 大阪芸術大学はキャラクター造形学部を設け、マンガやアニメーション、ゲームなどの教育を行う。マンガ、アニメ、ゲームの3分野をカバーする日本では数少ない大学である。
 また、大学教育の一環として、本格的なマンガ誌「大阪芸術大学 大学漫画」を発行する。ただし「大学漫画」は、マンガ家や学生の作品を紹介するだけの書籍ではない。マンガ業界の最新のトピックスを取り上げる情報誌的な役割も持っている。大学発行ならではの特徴が活かされている。

 この「大阪芸術大学 大学漫画」の最新巻Vol.17が、12月1日に発売される。同誌が力を入れる特集は今回はふたつだ。
 ひとつは同大学出身のマンガ家島本和彦さんとアニメスタジオGAINAXのメンバーを取り上げた「島本和彦 GAINAX 山賀博之・赤井孝美「アオイホノオ」の大阪芸大時代を語る!」、もうひとつは最新のデジタルマンガの状況を紹介する「デジタル漫画の世界へようこそ~デジタル漫画の描き方」である。

 マンガ『アオイホノオ』は島本和彦さんの若き日のがモデルとなった小学館の「ゲッサン」に連載の人気作品だ。大阪芸術大学がモデルとなった大作家芸術大学を舞台に、現在はそれぞれの分野で活躍するマンガ家やアニメ関係の人々が登場する。
 特集では島本和彦さんの大阪芸大での特別講演を収録、母校を訪れた様子も密着取材する。また、『アオイホノオ』の中にも登場するGAINAXの山賀博之さん、赤井孝美さんの対談も掲載。現在のアニメ・マンガのカルチャーシーンとつながる80年代初頭のマンガ・アニメの状況について語る。島本ファン、GAINAXファン必見の内容だという。

 デジタルマンガ特集では、iPadなどの新しいメディアやコミPO!などの新しいツールの現れるデジタルマンガの現在を明らかにする。ゲーム・デジタルに強いことで知られるマンガ家鈴木みそさんがデジタルマンガの現在と未来について、そして自身の作品についてインタビューに答える。
 このほかPhotoshopによるマンガの描き方、Comicstudioによるマンガの描き方、ネームから作画、仕上げ、入稿やウェブでの作品発表のためのデータ変換などデジタルマンガ製作のノウハウを解説する。
 同大出身の石黒正数さんの『それでも町は巡っている』のアニメ化情報、おおひなたごう さんのナンセンスギャグマンガなどもあり、出身者や学生の作品も掲載する。読み応えのある書籍を目指した。発売は小池書院で、価格は税込800円となる。

大阪芸術大学 /http://www.osaka-geidai.ac.jp/

「大阪芸術大学 大学漫画」 Vol.17
 発行: 大阪芸術大学
 発売: 小池書院
 発売日: 2010年12月1日
 定価: 762円+税(税込800円)

 
《animeanime》
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