「ヱヴァ新劇場版:破」2011年1月に米国公開スタート | アニメ!アニメ!

「ヱヴァ新劇場版:破」2011年1月に米国公開スタート

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』が2011年1月より米国で劇場公開される。映画の配給を北米の日本アニメ流通の

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 米国のアニメ情報サイトAnime News Networkによれば、国内では2009年夏に劇場公開された『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』が2011年1月より米国で劇場公開される。
 映画の配給を北米の日本アニメ流通の大手ファニメーション、日本映画を専門とするイレブンアーツ、そしてCINEMA ASIA RELEASINGが手がけると伝える。CINEMA ASIA RELEASINGは、アジア映画を専門に年6本から8本の映画配給をすることを目的に新たに立ち上げられた会社だ。

 『新劇場版:破』の公開は、日本より1年半遅れとなる。しかし、米国で日本の劇場アニメが商業公開されることは珍しい。前作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』に続く劇場公開の実現は、作品に対する関心の強さと関係会社の本作にかける意気込みを感じさせる。
 前作ではファニメーションとイレブンアーツの2社による配給で、北米数十都市で数日間ずつ、断続的に公開するイレギュラーな公開がされている。このため興行収入は決して多くなく、映画興行よりもDVD発売に向けたプロモーション的な色合いが濃かった。
 今回は前回の2社に加えて、映画配給会社CINEMA ASIA RELEASINGが加わることで、より本格的な興行になる可能性もありそうだ。『ヱヴァンゲリヲン』は、北米でも日本と同様に熱狂的なファンを持つ作品だけに現地で歓迎されそうだ。

 今回の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の劇場公開で、2011年には日本の劇場アニメが少なくとも3作品公開されることになる。既に劇場公開が発表されているのは、『REDLINE』、『劇場版遊☆戯☆王 3D ~超融合・時を越えた絆~』である。2010年12月から1月にかけて公開される『サマーウォーズ』も実質2011年の作品と考えると、幸先のよいスタートだ。
 日本のアニメのビジネス展開が難しいとされる米国市場だが、なかでも劇場公開は配給網の確保や必要とされる資金の問題もあり最も展開が難しいとされている。例えば2010年は11月末までの段階で、劇場公開された作品は5都市5館で上映された『ゲド戦記』のみである。
 劇場公開は例え規模が小さくても、地元主要紙に映画レビューが載るなど、その波及効果が大きい。テレビ放送と同様に作品を米国に展開する重要な手段だ。それだけに日本アニメの公開拡大は、今後の広がりに期待をさせるものだ。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』 公式サイト(国内)
/http://www.evangelion.co.jp
《animeanime》
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