ニューヨークコミコン来場者25%増 過去最高9万6000人 | アニメ!アニメ!

ニューヨークコミコン来場者25%増 過去最高9万6000人

10月8日から9日まで、ニューヨーク市のジャビット・センターで開催されたニューヨークコミコン/ニューヨークアニメフェスティバルの参加者が9万6000人と過去最高の人出となった。

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 10月8日から10日まで、ニューヨーク市のジャビット・センターで開催されたニューヨークコミコン(New York Comic Con)/ニューヨークアニメフェスティバル(New York Anime Festival)の参加者が9万6000人と過去最高の人出となった。リード・エグジビジョンのポップカルチャー部門ReedPOPの公式ブログ Medium at largeが明らかにした。
 NYコミコンは国際見本市の大手企業リード・エグジビジョンがコミックス、映画、VFXなどの大型ポップカルチャーイベントとして2006年にスタート、今回で5回目を迎える。また、NYアニメフェスティバルは日本のアニメ・マンガに特化して2007年から行っている。今回はイベント時期の大幅な変更、NYアニメフェスティバルとの同時開催により18か月ぶりとなった。新たなフォーマットでの成果が注目を集めていたが、前回の7万7000人よりおよそ25%も来場者が増える大盛況となった。
 米国のイベントは参加者を3日間通し券などを含めたチケット販売数で計算する。日本のような延べ人数換算では20万人規模だったとみられる。初開催からわずか5年で、7月のサンディエゴ・コミコンに次ぐポップカルチャーイベントの地位を固めたことになる。

 その毎年7月に開催されるサンディエゴ・コミコンは、近年は来場者数の発表を行っていない。しかし、会場のキャパシティの問題から来場者数の上限を12万5000人から13万人に厳しく制限しているとされている。サンディエゴ・コミコンの来場数制限は今後も続くとみられ、NYコミコンの成長が続けば、来年以降NYがサンディエゴに匹敵するイベントになる可能性もある。
 NYコミコンの成功の理由はいくつかある。ひとつは、過去10年間、ポップカルチャーや映画、コミックス、そして日本のアニメ・マンガも含めたファンイベントがエンタテイメントとして世界的に急成長していることだ。成長産業へのいち早い参入とこれまで東海岸に大型イベントが少なかったなかでの新規立ち上げも集客につながった。
 またこれまでそうしたイベントの多くが非営利運営だったのに対し、リード・エグジビジョンはこれまでの国際見本市の運営ノウハウとマーケティングをこの分野に取り入れた企業から支持された。リード・エグジビジョンは、NYコミコン、NYアニメフェスティバルのほか、シカゴのC2E2、シアトルのゲームイベントPAX、さらにシンガポールでもポップカルチャーイベントの開催に乗り出す。

 ReedPOPは、次回のNYコミコンの開催を2011年10月14日から16日することも発表している。またNYアニメフェスティバルの日程も、次回を2011年10月14日から16日としている。今年に引き続き、NYコミコンとの併催というかたちとなる。
 NYコミコンとNYアニメフェスティバルは当初の立ち上げから開催時期がたびたび変更されてきたが、今後は秋開催の大型イベントとして運営して行く方針だ。夏の西海岸サンディエゴ・コミコンと秋の東海岸NYコミコンの2大イベントとして定着していきそうだ。

Medium at large /http://www.mediumatlarge.net/

ニューヨークコミコン(New York Comic Con)
/http://www.newyorkcomiccon.com/
ニューヨークアニメフェスティバル(New York Anime Festival)
/http://www.newyorkcomiccon.com/en/NYAF/
《animeanime》
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