りんたろう、種田陽平 東京国際映画祭の「映画人の視点」ゲスト | アニメ!アニメ!

りんたろう、種田陽平 東京国際映画祭の「映画人の視点」ゲスト

 10月23日から31日まで、東京・六本木ヒルズなどで、第23回東京国際映画祭が開催される。この映画祭に、アニメ監督のりんたろう さん、映画美術監督の種田陽平さんの特集企画が組まれる。

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 10月23日から31日まで、東京・六本木ヒルズなどで第23回東京国際映画祭が開催される。この映画祭に、アニメ監督のりんたろう さん、映画美術監督の種田陽平さんの特集企画が組まれる。
 両氏が登壇するのは、会期中開催される特別企画「映画人の視点 Filmmaker's Angle」である。この企画では日本を代表する映画人をゲストに招き、ゲストに関連する映画上映を行なう。10月29日が「種田陽平の世界」、10月30日が「りんたろう の世界」、10月23日は女優小泉今日子さんが登壇する。いずれも22時スタートで前売り券は税込み2500円、既に会員登録が必要なプレリクエストの先行販売が始まっている。

 りんたろう監督は、映画『銀河鉄道999』や『幻魔大戦』、『メトロポリス』などの代表作で知られている。大掛かりなアクションシーンを盛り込むなど、映像の中で展開する壮大な世界が特徴である。海外でもよく知られているだけでなく、近年は『よなよなペンギン』で国際共同製作やフルCGアニメーションに取り組むなど、新しい試みにも意欲的だ。
 特集企画では、りんたろう監督の80年代初期の名作『幻魔大戦』と『カムイの剣』を上映する。『幻魔大戦』は、監督が現在も活動の拠点とするマッドハウスが制作、キャラクターデザインに大友克洋さん、美術監督の椋尾篁さん、スペシャルアニメーションの金田伊功さんと日本を代表するクリエイターが並ぶ。日本のアニメ史を語るうえで見逃せない作品である。
 『カムイの剣』は、幕末の日本、そして米国を舞台にする冒険時代劇。アニメとしてはあまり取り上げられないジャンルでもあり、こちらも必見だ。

 種田陽平さんは、国内を代表する美術監督。『スワロウテイル』や『THE 有頂天ホテル』、『フラガール 』、『悪人』などの話題作を次々に手がける。アニメーション作品でも押井守監督の『イノセンス』で美術監督を務めた。
 現在はその仕事の全貌を振り返る「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」が、10月3日までの日程で東京都現代美術館で開催されている。このなかではアニメ映画『借りぐらしのアリエッティ』の世界を映画美術の技を存分に活かし1200㎡もの空間の再現、大きな話題を呼んでいる。特集企画のなかで上映されるのは、『不夜城』、『シルク』、『キル・ビル VOL.1』の3作品である。

第23回 東京国際映画祭 /http://www.tiff-jp.net/ja/
《animeanime》
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