9月16日から19日までの4日間、幕張メッセにて開催される東京ゲームショウ2010は、8月5日よりビジネスデイチケットの販売を開始した。東京ゲームショウは16日、17日のビジネス関係者に向けたビジネスデイと一般のゲームファンに最新情報を公開する18日、19日の一般デイに分かれている。今回発売開始したのはビジネスデイの入場パスである。 入場パスは2日間利用でき、価格は税込み5000円となる。ビジネスデイの入場は2009年まで無料とされていたが、本年から有料制が導入されることになる。ただし、有料のビジネスデイチケットでの入場も、例年どおりゲームビジネス関係者のみに限定する。18歳未満、学生は入場が出来ない。 ビジネスデイの有料制の導入は、これまでの来場者にとっては少し意外かもしれない。しかし、海外のエンタテイメント関連の見本市の多くが有料制を取っていることからそうした流れに沿ったものと考えられる。 特に東京ゲームショウは過去数年でビジネス機能の強化を掲げており、ビジネス面でも充実したゲームの国際見本市にするための一環と見られる。2010年はビジネスデイ来場者に無料で「TGSビジネスマッチングシステム」を提供するとしている。こうした点からも東京ゲームショウの戦略が読み取れる。 さらに、ビジネスデイのビジネス環境づくりの強化も行なわれるようだ。ビジネスチケットの販売にあたっては会社名や会社住所など情報登録を求め、ゲームビジネス関係者であることの事前審査が行なわれる。また、入場にあたっては事前登録完了メールのプリント、写真付きの証明書類、社員証などの提示を求める。 これまで東京ゲームショウは規模の大きさと来場者数による成功を求める傾向も見られた。しかし、2010年はビジネスデイに関する限りは、ビジネスのための国際見本市を強力に推進することになる。東京ゲームショウ2010 /http://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2010/
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