「宇宙ショーへようこそ」 米国OTAKONで大注目を浴びる | アニメ!アニメ!

「宇宙ショーへようこそ」 米国OTAKONで大注目を浴びる

7月30日から8月1日まで米国ボルチモア市で開催された米国有数の巨大アニメイベントOTAKON2010で、『宇宙ショーへようこそ』が紹介され現地のアニメファンから

ニュース
注目記事
welcomeotakonshow.JPG 7月30日から8月1日まで米国ボルチモア市で開催された米国有数の巨大アニメイベントOTAKON2010で、『宇宙ショーへようこそ』が紹介され現地のアニメファンから大きな人気を獲得した。特に北米プレミアとなった上映会には1000名を超える観客が集まり大盛況となった。
 OTAKONは北米に数多い日本アニメ・マンガをテーマにしたアニメコンベンションの中で、トップクラスの動員を誇る。本年は実数でおよそ3万人ものファンが集まった巨大イベントである。そうしたイベントの中で『宇宙ショーへようこそ』はメイン企画のひとつとして登場した。

 現地では主催者から招待された舛成孝二監督、キャラクターデザインの石浜真史さん、落越友則氏プロデューサーがファンの前に姿をみせた。プレミア上映の際には上映前の挨拶を行ったほか、記者会見やトークイベント、2回にわたるサイン会も実施した。いずれも多くの熱心なファンが集まった。また、そうした場では舛成孝二監督の『R.O.D シリーズ』、『かみちゅ!』など過去作品への質問あるなど、人気監督の最新作への関心の高さを窺わせた。
 舛成監督は映画に対する現地のファンの反応について、「笑いを誘うシーンでは大きな笑いが起こり、最後のクライマックスのシーンでは皆真剣に見るといったとても素直な反応が印象的」ととてもよい感触を持ったようだ。今後は、現地でのビジネス展開も期待されそうだ。

 『宇宙ショーへようこそ』は、自然に囲まれた小さな村の全校生徒が五人だけの小学校、その子どもたちが夏休みに体験した宇宙規模の大冒険を描く。文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞の『かみちゅ!』の舛成孝二監督が、4年をかけて制作、満を持して世に送りだした。
 映画は今年初めのベルリン国際映画祭ジェネレーション部門ノミネートを皮切りに、ロンドン、シドニーの映画祭でも上映をされている。今回は米国初上陸となったが、今後も海外映画祭での上映は拡大して行く見込みだという。世界規模で『宇宙ショーへようこそ』の世界が広がって行きそうだ。

『宇宙ショーへようこそ』 /http://www.uchushow.net/

        welcomespaceshowmain1.jpg
        (c)A-1 Pictures/「宇宙ショーへようこそ」製作委員会
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

特集