米国オタコン参加者3万人に迫る 海外イベントは依然増加? | アニメ!アニメ!

米国オタコン参加者3万人に迫る 海外イベントは依然増加?

7月30日から8月1日まで米国・ボルチモア市で開催された日本アニメのイベント オタコン(OTAKON)の来場者数が2万9000人を超えた。オタコンの公式twitter

ニュース
注目記事
 7月30日から8月1日まで米国・ボルチモア市で開催された日本アニメのイベント オタコン(OTAKON)の来場者数が2万9000人を超えた。オタコンの公式twitterが非公式の数字として来場客、スタッフ、ディラーを含めた参加者が29274人(実数)であると伝えている。
 また、北米のアニメ情報サイトのアニメニューズネットワークは、参加者の内訳として一般来場者数は28044人と伝えている。この数は前年の参加者を5%強上回るものとなる。オタコンは日本アニメをテーマにしたイベントでは全米第2位となる巨大なものだが、依然成長が続いているようだ。
 また、オタコンは2011年の開催日程も発表している。来年は今年とほぼ同時期、7月29日から31日までを予定する。来場者数は3万人の大台が視野に入って来る。

 一方、オタコンのライバルであるロサンゼルスのアニメエキスポ(AnimeExpo)も、2011年の開催を明らかにしている。開催日程は例年どおり独立記念日を含む4日間、7月1日から4日である。会場となるロサンゼルス・コンベンションセンターは、ロサンゼルス市との契約で2013年まで利用する見込みだ。
 2010年の来場者数については、こちらも正式な発表はされていない。しかし本年の開催を伝えるプレスリリースでは、延べ10万人を超えたとしている。2009年の来場者数は延べ10万4000人、実数で4万4000人としていたことから、その数はほぼ前年並みと見られる。
 オタコンの開催日数が3日間、アニメエキスポの開催日数が4日間であることを考えると、両イベントの1日あたりの来場者数はほぼ同じ規模になっているとも言えそうだ。

 日本アニメ・マンガをテーマにしたイベントは、現在全米各地で開催されている。その数は非常に多く、毎週全米どこかの都市でイベントがあるとされている。また、米国は国土が広いこともあり、それぞれのイベントは地元のファンの参加に支えられている。1万人規模のイベントが幾つも存在するのは、このためである。
 過去数年、北米における日本アニメ、マンガの市場は縮小しているが、こうしたファンイベントは成長傾向にある。今年はオタコンのほかに、シカゴのアニメセントラル、シアトルのサクラコンといった大型イベントがやはり来場者数の増加を報告している。こうした動向は、日本コンテンツが依然米国で人気が高いことを示すことに利用されることが多い。それだけに近年参加者の増加が伸び悩むアニメエキスポも含めて、今後もその動向は目が離せない。

OTAKON /http://www.otakon.com/
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

特集