数多い手塚治虫作品のなかでも、愛らしいキャラクターで人気が高いのがユニコだろう。人々を幸せする一角獣ユニコーンのこどもであるが故に捨てられるユニコだが、ユニコは様々なな人たちに出会い幸せを届ける。 作品の初出は1976年にスタートした雑誌「リリカ」の連載マンガ。その後、小学一年生にも掲載、1981年と1983年には劇場アニメ化されている。いまでも根強い人気を誇る作品だ。 この『ユニコ』が2010年に新しいかたちで蘇る。携帯向けのコンテンツ放送局「BeeTV」にて、8月1日より配信が行われる。BeeTVはエイベックスとNTTドコモが運営する携帯電話専用の放送局である。オリジナルコンテンツを多数含む複数のチャンネルから成る。 昨年5月からサービスを開始して現在はドラマやバラエティなどで50番組以上を配信している。これらの番組は、税込315円で見放題である。手頃な価格もあり、会員数は125万人を突破している。 『ユニコ』はこのBeeTVの中のBeeマンガと呼ばれるムービーコミックになる。Beeマンガは、マンガの絵に声優さんの台詞が追加し、さらにサウンド効果やエフェクトも重ねたもの。言わば動画で見るマンガという位置づけである。 今回『ユニコ』ではこの声の出演に、名作に相応しい大物が参加する。ユニコ役には音楽アーティスト、声優として広く活躍する水樹奈々さんを起用、そのユニコを捨てるように命じるビーナス役には豊口めぐみさんが挑む。チャオ役は深町彩里さん、ティピ役は宮田幸季さんと、新しい時代に相応しい声優陣となった。 さらに見どころになるのは、オリジナル版であるカラー版を映像化に使用したことである。現在出版されているマンガ『ユニコ』はいずれもモノクロで、オリジナルのカラー版は絶版となっている。カラーで『ユニコ』を楽しめるのは、BeeTVだけと言う訳だ。 配信開始は8月1日、1話およそ6分で全20話を予定する。毎週水曜日に新エピソードの更新となる。人気作品と人気声優、そして携帯向けの新しい表現方法、BeeTVの目玉として人気を集めそうだ。BeeTV /http://pre.beetv.jp/「ユニコ」 ジャンル: Beeマンガ配信開始日: 8月1日 更新日: 毎週水曜日更新(全20話) 配信尺: 1話当たり、約6分原作: 手塚治虫 企画: 柳﨑芳夫/高橋利明プロデューサー: 龍貴大/平木美和演出: 鳥尾美里 映像効果: 村上愛 音響効果: 田久保貴昭/牧瀬能彦協力: 手塚プロダクション 制作協力: アックス/TIP TOP制作: 東通 製作: BeeTV 著作:Tezuka Productions・BeeTV [声の出演]ユニコ: 水樹奈々ビーナス: 豊口めぐみチャオ: 深町彩里ティピ: 宮田幸季画像: (c)Tezuka Productions・BeeTV
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