2000年7月にインターネットに作品を発表するとたちまち大きなセイセーションを巻き起こしたGifアニメの個人作家がのすふぇらとだ。代表作『機動戦士のんちゃん』などで、ファンから絶大な支持を受ける。作品は発表以来数多くのメディアに取り上げられ、ウェブアニメの草分けとしても広く知られている。 のすふぇらとは、10年間で40作を超えるショートアニメーションを作り続けてきた。そのいずれの作品が、主人公の のんちゃんが活躍する。代表作はのんちゃんと言ってもいいだろう。また物語から作画まで、すべてを自身単独で制作するスタイルを貫いているのものすふぇらとの特徴である。またいくつにも枝分かれしたストーリーから構成された独特の作品群ともなっている。 今回その のすふぇらとの6年ぶりの新作『海からの使者』が、8月15日にDVDで発売される。8月15日に、夏のコミケにてたけくま書店より自主DVDとしてリリースする。 海からの使者』は6年前に発表された『雨に抱かれて』の続編にあたる。前作は虐待を受ける少女との関わりがテーマだったが、『海からの使者』では、暴力が生む究極の理不尽と向き合う のんちゃんの心情を描くとしている。また、作品は10年の間にファンからのフィードバックを受けながら成長してきたのも見どころだ。 さらに8月21日からは短編映画専門のシアター下北沢トリウッドにて、劇場上映も行う。また、今回の劇場上映に合わせたトークイベントが公開初日にあたる8月21日に行われる。トークのために集まるのはアニメ評論家の氷川竜介さん、編集家竹熊健太郎さん、ウェブアニメの第一人者ルンパルさんの3人である。深い考察では定評のある3人だけに、『海からの使者』で何が語られるのか、見逃せないものとなりそうだ。 トークショーは、18時の回の上映終了後、映画鑑賞込みで特別料金が1000円。氷川竜介さんと竹熊健太郎さんはDVD発売のための対談も行っており、こちらもYouTube、ニコニコ動画にて配信されている。『海からの使者』公式サイト /http://umikara.jp/8月21日(土)より下北沢トリウッドにて下北沢トリウッド /http://homepage1.nifty.com/tollywood/[スタッフ]監督・脚本・演出・作画・編集: のすふぇらとぅ制作: 活動漫画館音楽: 佐宗綾子(スーパースィープ)SE: 細江慎治(スーパースィープ)編集協力: うもとゆーじ(ウサギ王)プロデューサー: 竹熊健太郎コーディネーター: ルンパロ・チータ広報: 伊藤弘二 山下賢志スペシャルサンクス: 吉江晴絵DVD製作・販売: たけくま事務所上映: 下北沢トリウッドイメージソング制作・販売: Voltage of Imagination配給: たけくま事務所入場料金: 600円[初日トークショー]8月21日(土) 18時の回上映終了後氷川竜介(アニメ評論家)×竹熊健太郎×ルンパロ (敬称略)※ 特別料金:1000円(映画鑑賞料込み)[予告編][氷川竜介×竹熊健太郎 対談]
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