小学館は1月16日より少年サンデーの人気タイトルの iPhone向けの販売を開始した。6月16日発売されたのは『名探偵コナン』(青山剛昌)と『MAJOR』(満田拓也)、『うる星やつら』(高橋留美子)、『うしおととら』(藤田和日郎)の4作品、いずれも少年サンデーを代表するビッグタイトルである。 オープン当初は1巻から5巻を同時リリースしたが、今後は毎週月曜日に2巻ずつリリースする予定となっている。これまでも携帯マンガサイトなどのアグリゲーターなどによるマンガ配信はあったが、今回は大手出版社が直接自社作品を販売する先駆的な取り組みとなる。大きな注目を集めることになりそうだ。 作品の購入はまず、iTunesのApple Storeで無料のアプリ「少年サンデー for iPhone」をダウンロードする。その後は、このアプリを利用して自身で好きな作品をダウンロード出来る。作品は、自身のコレクションとしてそのまま保有することが可能になる。 こうした作品の所有もあり、価格は1冊450円、店頭価格とほぼ同じ水準に据えられた。海外では、店頭価格に較べて低く抑えられることが多いだけに、ユーザーにどう受け取られるかやや気になるところだ。 作品は、iPhoneの特徴であるスワイプ(なぞる)、ピンチイン・アウト(2本の指による拡大縮小)といった扱いかたが可能である。また、購入した作品は、My本棚の機能で保存、検索機能も備わっている。これまでにない新しいマンガ体験が提供される。 高まるスマートフォン人気と電子書籍化の波の中で、今後も大手出版社によるこうした動きは続きそうだ。WEBサンデー /http://websunday.net/少年サンデー for iPhone /http://websunday.net/iPhone/
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