『NARUTO-ナルト-ナルティメット』シリーズや『.hack』シリーズなどの人気ゲームソフトの開発で知られるサイバーコネクトツーが、完全オリジナルの新作ゲームソフト『Solarobo ソラロボ』(仮題)の制作でアニメスタジオ マッドハウスと手を組む。4月8日にサイバーコネクトツーが『Solarobo ソラロボ』の制作を発表した。同タイトルは任天堂DS向けゲームソフトで、Wi-Fi機能を利用して遊ぶものとなる。 サイバーコネクトツーでは「構想10年。制作3年。ロボと人の壮大な物語が始まる」として、大型タイトルとして売り込む構えだ。2010年中の発売を目指す。 作品タイトルの発表でゲームファンだけならず、アニメファンを驚かせたのは本タイトルのアニメーション制作をアニメスタジオ マッドハウスが手掛けることだ。マッドハウスは映画『サマーウォーズ』や『パプリカ』、テレビシリーズ『電脳コイル』、『DEATH NOTE』までハイクオリティの人気アニメを次々に生み出してきた。今回は、ゲームの世界にその力を注ぎこむ。 アニメーション制作監督を映画『HELLS ANGELS』でその鬼才ぶりを発揮した山川吉樹さん、キャラクターで陣を『天空のエスカフローネ』や『ロードス島戦記』の結城信輝さん、メカニックイラストレーションを「スーパーロボット大戦」シリーズの谷口欣孝さんが務める。その豪華なクリエイター陣からもアニメーションパートに大きな力が入っていることが理解出来るだろう。 ゲームとアニメ、近い様で遠い業界だが、もともとゲームのアニメーションパートにアニメ制作会社が参加する例は多かった。特に近年は、2Dタッチのアニメーションパートが魅力となったレベルファイブの『レイトン教授』シリーズ(アニメーション制作 PAワークス)、スタジオジブリが制作に参加した『二ノ国』などのアニメーション自体が大きなウリとなる作品もある。 『Solarobo ソラロボ』も、マッドハウスというブランドとそのブランドが生み出すクオリティーが作品の魅力となりそうだ。 また、サイバーコネクトツーは、数あるゲームソフト会社の中でも、そうした日本のアニメとゲームの融合を取り入れる先端を走っている。同社の開発した『NARUTO-ナルト- ナルティメットストーム』は、その成功例で、2009年の文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門にて、「アニメとゲームの華麗なる融合」をコンセプトに掲げ、日本が世界に誇るリミテッドアニメーションを極限まで研究した作品と高く評価された。 その技術はさらに進みジャンプスーパーアニメツアー2009で上映された『NARUTO-ナルト- THE CROSS ROADSNARUTO-』では、2Dで親しまれてきた作品を3DCGアニメーションとして見事に表現しファンを驚かせた。 そうしたアニメの技術とゲームの融合は、『Solarobo ソラロボ』にも取り入れられることになりそうだ。実際に今回公開されたシステムでは、3Dで作った背景をそのまま動かすのでなく、アニメの様に3Dっぽく描いたものを連続で動かすとしている。日本のリミテッドアニメ的な動きを3Dに置き換える作業が、ここでもなされるようだ。 日本のゲーム業界とアニメ業界に新風を巻き起こすサイバーコネクトツーが、老舗のアニメスタジオ マッドハウスとコラボして何が生み出されるのか?今後のさらなる情報が待たれる。『Solarobo ソラロボ』 公式サイト /http://www.solarobo.channel.or.jp/サイバーコネクトツー /http://www.cc2.co.jp/マッドハウス /http://www.madhouse.co.jp/
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