『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』や『イノセンス』などで知られる映画監督押井守さんの創作活動の核のひとつとなっている「ケルベロス・サーガ」が今年で誕生20周年を迎える。「ケルベロス・サーガ」は架空の第二次世界の終了後、ドイツに占領された日本にプロテクトギアで武装した首都警特機隊が存在するそんな舞台が設けられている。 この世界が初めて世に問われたのは、1987年の実写映画『紅い眼鏡』、その後は長編映画だけでも『ケルベロス 地獄の番犬』、『人狼 JIN-ROH』(アニメ作品)へと受け継がれていった。さらに小説やマンガ、ラジオドラマなど、現在に至るまで様々なメディア展開が行われている。今年は、この『紅い眼鏡』公開から20周年というわけである。