第8回インディーズアニメフェスタ 「フミコ」や三原三千夫氏など | アニメ!アニメ!

第8回インディーズアニメフェスタ 「フミコ」や三原三千夫氏など

3月7日、三鷹市芸術文化センターにて第8回インディーズアニメフェスタが開催された。各ノミネート作品の上映後、各賞が発表された。その結果、グランプリ<三鷹賞>は、石田祐康氏の『フミコの告白』となった。

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 3月7日、三鷹市芸術文化センターにて第8回インディーズアニメフェスタが開催された。各ノミネート作品の上映後、各賞が発表された。
 その結果、グランプリ<三鷹賞>は、石田祐康氏の『フミコの告白』となった。石田氏の『フミコの告白』は、昨年11月に公開されて話題となり各媒体でも取り上げられた作品である。コンテストでも評価が表れてきており、東京国際アニメフェア2010の第9回東京アニメアワード公募部門で学生・優秀賞などを受賞している。

 審査員特別賞には、三原三千夫氏の『おかしなホテル』と野中晶史氏の『眠らせ先生!』が選ばれた。
『おかしなホテル』の三原氏は、これまでスタジオジブリやマッドハウスが制作した数々の劇場映画やテレビシリーズに関わってきたアニメーターとして知られている。近いところでは『パプリカ』や『カイバ』などに参加している。自主制作としては『おかしなホテル』は、『2005年宇宙の旅』に次ぐ2作品目である。
 『眠らせ先生!』の野中晶史氏は横浜の東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻の1期生で、3月19日から馬車道校舎で開催される修了制作展「GEIDAI ANIMATION 01+」では『CLIMBER』が上映展示される。また『眠らせ先生!』は、13日にお台場シネマメディアージュで開催される第4回TOHOシネマズ学生映画祭の短編アニメーション部門において決勝進出作品として最終選考に残っている。

 また市民審査員賞は大桃洋祐氏の『輝きの川』となった。大桃氏の『輝きの川』は、これまで第11回DigiCon6で最優秀賞や第15回学生CGコンテストでエンターテインメント賞などを受賞してきた。
 昨年新設されたサイエンティフィック・ビジュアライゼーション賞には、瀬尾拡史氏の『細胞の世界』が選ばれている。瀬尾氏の『細胞の世界』はサイエンティフィック・ビジュアライゼーション賞としては初の受賞となった。この受賞についてはノミネート作品の発表時に明らかにされていた。瀬尾氏は昨年より開始された裁判員制度に関して、公判時の証拠映像でのショック緩和のために、代替案としてCGの利用を推進する活動を行っている。
【真狩祐志】

インディーズアニメフェスタ /http://www.mitaka-univ.org/iafesta/

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第8回インディーズアニメフェスタ 受賞作品

グランプリ<三鷹賞>
 『フミコの告白』 石田祐康

審査員特別賞
 『おかしなホテル』 三原三千夫
 『眠らせ先生!』 野中晶史

市民審査員賞
 『輝きの川』 大桃洋祐

サイエンティフィック・ビジュアライゼーション賞
 『細胞の世界』 瀬尾拡史
《animeanime》
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