第9回東京アニメアワード公募部門 「フミコの告白」など受賞 | アニメ!アニメ!

第9回東京アニメアワード公募部門 「フミコの告白」など受賞

主に短編作品が審査される公募部門では、G9+1の『TOKYOファンタジア』がグランプリに選ばれた。ここ数年のグランプリは海外作品に与えられていたが、今年は国内作品の受賞となった。

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 3月25日から東京ビッグサイトで開催される東京国際アニメフェア2010の第9回東京アニメアワードの公募部門受賞作品が発表された。劇場長編やテレビシリーズを表彰するノミネート部門では、グランプリに相当するアニメーション・オブ・ザ・イヤーに『サマーウォーズ』が選ばれた。

 主に短編作品が審査される公募部門では、G9+1の『TOKYOファンタジア』がグランプリに選ばれた。ここ数年のグランプリは海外作品に与えられていたが、今年は国内作品の受賞となった。
 G9+1は世界最高齢作家集団として結成され、鈴木伸一氏や古川タク氏らのベテラン9名と若手1名でメンバーが構成されている。昨年は結成に合わせてオムニバスの『穴』を発表していた。

 グランプリ以下の各受賞には、一般・優秀賞に椙本晃佑氏の『the TV show』、学生・優秀賞に石田祐康氏の『フミコの告白』、東京アニメ文化賞に武藤健司氏の『虫歯鉄道 -Cavity Express-』、東京ビッグサイト賞(企業賞)に今津良樹氏の『アトミック・ワールド』など、昨年から各コンテストで受賞したり話題となった作品が見られる。武藤健司氏の『虫歯鉄道 -Cavity Express-』は、動画革命東京の制作支援作品でもある。
 一方、海外作品の受賞としては、学生・優秀賞にRony Hotin氏の『Gardien de Phare』、特別賞にMoritz Mayerhofer氏の『Urs』など4作品となっている。『Gardien de Phare』はフランスの実力校・Gobelins(ゴブラン)の作品、『Urs』は昨年末に横浜で開催されたSIGGRAPH ASIA 2009のコンピューター・アニメーション・フェスティバルでも入選していた作品だ。

 第9回東京アニメアワードの表彰式は、東京国際アニメフェア2010の会期3日目である3月27日に行われる。
【真狩祐志】

東京国際アニメフェア /http://www.tokyoanime.jp/

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第9回 東京アニメアワード受賞作品・受賞者
[公募作品部門]


グランプリ
  『TOKYOファンタジア』 G9+1

一般・優秀賞
  『the TV show』 椙本晃佑
  『DUST KID』 Jung Yumi

学生・優秀賞
  『フミコの告白』 石田祐康
  『Gardien de Phare』 Rony Hotin

特別賞 
  『Urs』 Moritz Mayerhofer

東京アニメ文化賞
  『虫歯鉄道 -Cavity Express-』 武藤健司

TOKYO MX賞(企業賞)
  『Shoe』 Qian Shi

東京ビッグサイト賞(企業賞)
  『アトミック・ワールド』 今津良樹

入選(国内学生のみ)
  『月天』 藤本佐知子
  『落ち葉掃きの人』 宮島由希子
  『僕の石鹸』 武井琴
  『視力検査』 岡田拓也
《animeanime》
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