
主人公怪盗レーニャの声は田中れいなさんが演じる。2010年1月8日より全12話のショートアニメシリーズとして、KBCテレビ(九州朝日放送)にて放送を開始する。
アニメ化は11月11月に発表され、同日に公式サイトもオープンした。公式サイトでは『怪盗レーニャ』を応援する応援団員の募集も開始している。応援団の入会は税込み5250円、団員になると団員証や限定レーニャグッズのほか、今後発売されるDVDのエンドクレジットに名前が掲載される特典がある。
アニメ作品を楽しむと同時に、アニメが人気アイドルとコミュニケーションするためのツールを位置づけにもなっているようだ。
『怪盗レーニャ』は、現在「週刊ザテレビジョン」、「月刊ザテレビジョン」、「ニュータイプ」、「コンプティーク」、「少年エース」の角川書店発刊の各雑誌に連載されている。主人公は田中れいなさんをモチーフにした怪盗レーニャ、アニメではこの博多なまりのわがまま怪盗とマヌケな警察とのナンセンスショートコメディーとして映像化される。
全12話のショートアニメーションのシリーズだが、アニメ制作のスタッフはかなり豪華になる。総監督・絵コンテは、マンガも手掛けたサムシング吉松さん、『トライガン』や『スレイヤーズ』の作画監督だ。さらに脚本に『さよなら絶望先生』、『ネギま!?』のシリーズ構成などを手掛ける金巻兼一さん、音響監督は『機動戦士ガンダム00』などの水島精二さんと大物が並んだ。
クリエイター陣だけでなく、ビジネスの枠組みの大きさも見逃せない。製作ではモーニング娘。のビジネスを管理するアップフロントグループの3社と角川コンテンツゲート、角川書店、角川マーケティングといった角川グループ3社が手を組む。さらにKDDIがこれに参加した「KDDI×角川グループ×アップフロントグループ」の大型連合となる。
KDDIはテレビ放映後、自社の映像サービスLISMO Video StoreとMOVIE SPLASHにて、作品のモバイル配信を行う。角川コンテンツゲートも、角川グループのデジタル、インターネットの戦略会社、今後も様々な試みが行われそうだ。
画像: (c)怪盗レーニャ製作委員会
『怪盗レーニャ』 公式サイト /http://www.reinya.jp

(c)怪盗レーニャ製作委員会