吉浦康裕さんが監督するアニメシリーズ『イヴの時間』が、来年春に劇場公開されることになった。現在、池袋テアトルとテアトル梅田の2館での上映が決まっている。 『イヴの時間』は吉浦康裕さんが、長編シリーズとして制作を続けてきたSFアニメーションだ。これまではウェブでの配信が中心となっていたが、この9月の最終第6話の配信開始と合わせたビッグな発表となった。 ウェブ配信は、大手動画配信サイトGyaO!(旧Yahoo!動画、GyaO)で2008年よりスタートしている。およそ2ヶ月間隔で全6話の新エピソードを配信して来た。作品は「GyaO!」映像ランキングでたびたび第1位にランクインし、全6話合計でこれまでの視聴回数が300万回を超える人気となっている。 既に各話シングルDVDも発売されているが、今回は劇場映画としてあらためてファンの前に姿をみせる。劇場化にあたっては、新作シーンも加え再編集する『「イヴの時間」<1st. シーズン完全版>』となる。 ©2009/2010 Yasuhiro YOSHIURA / DIRECTIONS, Inc. 『イヴの時間』は、ロボットが実用化されるようになり、人間型ロボット アンドロイドも登場しはじめた時代を舞台にする。そこではアンドロイドを家電として扱ことが日常となっている。そうしたなか主人公のリクは、親友のマサキとともに「人間とアンドロイドを区別しない」というルールを掲げる喫茶店「イヴの時間」辿りつく。 監督の吉浦康裕さんは、2005年の『ペイル・コクーン』で一躍注目を浴びたアニメーション作家である。現在、インディーズ出身のアニメーション監督を代表する存在である。吉浦監督は作品について、「『イヴの時間』は、古典SFとも言える「人間とアンドロイドの関係」を日常生活の目線で描いた物語」としている。 インディーズ出身作家の劇場公開では、今年はアオキタクト監督の『アジールセッション』、宇木敦哉監督の『センコロール』も劇場公開されている。 こうしたクリエイターの作品は、これまでウェブからDVD、上映会、など様々な方法で作品を届けてきた。それにプラス劇場アニメ進出が、現在の新しいトレンドのようだ。『イヴの時間』公式サイト /http://timeofeve.com/原作 脚本 監督: 吉浦康裕キャラクターデザイン作画監督: 茶山隆介音楽: 岡田徹アニメーション制作: スタジオ六花制作: ディレクションズ配給: アスミック・エース[キャスト] リクオ: 福山潤 マサキ: 野島健児 サミィ: 田中理恵 ナギ: 佐藤利奈 アキコ: ゆかな コージ: 中尾みち雄 リナ: 伊藤美紀 ©2009/2010 Yasuhiro YOSHIURA / DIRECTIONS, Inc.
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