日本動画協会は、協会が運営する二次創作投稿サイトOPEN POSTに故石ノ森章太郎さんの作品が加わることを発表した。石ノ森さんの代表作『サイボーグ009』、『009-1(ゼロゼロナインワン)、『スカルマン』の3作品である。いずれもアニメシリーズ化されたことのあるお馴染の作品である。 石ノ森作品の参加は日本動画協会と石森プロの合意によるものである。石森プロは連載開始から45 周年、「サイボーグ009 イヤー」と定めた2009年をOPEN POSTを利用した二次創作でも盛り上げる。石森プロは今年7月から、新たに日本動画協会の準会員となっている。 OPEN POSTは個人の創作する力を既存のキャラクターや企業と結びつけることを目指し、2007年11月にオープンした。作品やキャラクターを保有する企業が、OPEN POST内限定で作品を提供する。 ユーザーは提供された作品、キャラクターを利用して自由に創作活動を行える。いわばオーソライズ化された二次創作の場である。グレー、もしくは法的に難しい存在とされる個人による二次創作活動を積極的ライサンサーを取り込むことを目指す。 現在、手塚治虫さんの全作品、赤塚不二男さんの『天才バカボン』、『もーれつア太郎』、タツノコプロのアニメ作品から『宇宙の騎士テッカマン』、『紅三四郎』、『けろっこデメタン』といった作品が提供されている。 今回の石森プロはOPEN POST参加4番目のプロダクションとなる。手塚治虫さん、赤塚不二男さんに石ノ森章太郎さんが加わり、戦後の巨匠マンガ家が並ぶ。OPEN POSTの活性化につながりそうだ。画像: (c)石森章太郎プロAnime Net Market OPEN POST /http://openpost.jp主催: 日本動画協会/経済産業省協力: ㈱手塚プロダクション、㈱フジオ・プロダクション、㈱竜の子プロダクション、㈱石森プロ日本動画協会 /http://www.aja.gr.jp/当サイトの関連記事/ライセンサーとクリエイターのWin-Winの関係を目指す Open‐Postの挑戦日本動画協会 清水義裕氏に聞く
生成AIの急激な進歩はアニメにどのような影響を与えるか?『シドニアの騎士』瀬下寛之監督×アニメチェーン設立者が描くクリエイティブの未来【対談】 2024.4.17 Wed 17:00 急速な発展が、様々な議論と話題を呼ぶ生成AI。エンターテイン…