テレビ東京は8月27日から、同社が開発するオリジナルキャラクターの展開によるキャラクタービジネスを開始する。この事業はテレビ東京のほか、同社のグループ会社テレビ東京ミュージック、さらにキャラクターやアニメなどの映像開発に実績があるDLEが共同で行う。 テレビ東京では、アニメやキャラクタービジネスに強みがある同局の特長を活かした新ビジネスになるとしている。コンテンツ開発の新しい事業モデルにとして取り組む。 テレビ東京はキャラクター展開の第1段階として、まずオリジナルキャラクターを開発する。そして、そのキャラクターを使った15 秒のスポットコマーシャルCMを、自局で継続的に放送する。視聴者間でのクチコミなどで話題性を高め、視聴者の興味を高める狙いがある。 その後は、認知度の高まったキャラクターをベースにして、様々なコンテンツ・ビジネスを展開する予定である。このオリジナルキャラクターの二次利用のほか、広告主の商品とキャラクターの共演を行うといったスポンサー獲得ツールとしても用いる。 テレビ東京は8月27日に、キャラクターを15秒のスポットコマーシャルでデビューさせる。また、今回登場するオリジナルキャラクターのデザインも、それまでは明らかにしない。 オリジナルキャラクターは白い色を持ち、テレビ放映の様々な時間帯に様々なかたちで画面に登場し、次第に概要がわかる仕組みとなるようだ。テレビ東京ではキャラクターの正体、新展開に、今後も注目して欲しいとしている。 テレビ東京はこの4月よりアニメ局を設置するなど、アニメやキャラクターを中心とした放送広告外収入の拡大に力を入れている。アニメでは新進クリエイターによるオリジナルアニメの製作を目的とした「アニメノチカラ」のプロジェクトを先日発表したばかりである。 今回の新キャラクターも、そうした流れのひとつと見ていいだろう。急激な変化を見せる放送業界の新たなビジネスの方向性としても目が離せないものだ。テレビ東京 /http://www.tv-tokyo.co.jp/
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