8月5日から15日までスイスのリゾート地で開催される第62回ロカルノ国際映画祭で、小池健監督による劇場アニメ『REDLINE』が上映される。『REDLINE』が披露されるのは、映画祭の目玉となるピアッツァグランデ部門である。 ピアッツァグランデはロカルノ市内に設けられた巨大な野外劇場で、その収容人数はおよそ1万人にも及ぶ。それだけに上映作品は映画界での注目作品が選ばれる。今年の上映作品は13本、そのうち10本がワールドプレミアとなっている。『REDLINE』はその1本である。 『REDLINE』は、『アニマトリックス』「World Record」のなどで知られる小池健さんが監督をする。凄腕のアニメーターとして知られるだけに、その映像世界も期待されている。実際に制作には5年もの時間をかけており、動画枚数は10万枚を超えるという。 脚本に『鮫肌男と桃尻女』や『茶の味』などの監督で知られ高い評価を受けている石井克人さんを招いているのも話題だ。いま最も注目されているアニメ映画のひとつである。 (c)石井克人・GASTONIA・マッドハウス/REDLINE委員会 今回のロカルノでのワールドプレミアの決定で、作品の新たな情報も一部発表された。ひとつは、公開時期である。これまで2009年以降とされていた劇場公開予定が、2010年春であることが明らかになった。 映画の完成と伴に、いよいよ『REDLINE』の全貌が明らかになる。 映画は、エアカーが四輪に取って代わる遠い未来を舞台とする。そして「REDLINE」は宇宙最速の座を賭けた5年に1度の祭典のこと。極限までスピードを追い求める主人公JPと子供のころから表彰台に立つことを夢見てきたジャンクショップの娘ソノシー、そして個性豊かなライバルたち。そんなレーサー達の前に、無断で開催地にされた軍事国家ロボワールドが立ちはだかる。ルール無用のデッドヒートが展開する中、REDLINEを制するのは誰なのか? 作品は3Dアニメーションが全盛の世界の中で、2Dアニメーションの新機軸を披露するという。『時をかける少女』や『パプリカ』など世界的に評価の高い劇場アニメを次々と生み出してきたマッドハウスの新たな挑戦が注目される。 『REDLINE』監督: 小池健脚本: 石井克人/榎戸洋司/櫻井圭記原作: 石井克人音楽: ジェイムス下地アニメーション制作: マッドハウスロカルノ国際映画祭(The Locarno Film Festival)/http://www.pardo.ch/jahia/Jahia/home/lang/en
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