マッドハウスが、フランスのデニス・フリードマン・プロダクションなどと製作した劇場アニメ『よなよなペンギン』が、9月2日から12日まで開催される第66回ヴェネツィア国際映画祭で特別上映されることが決定した。 『よなよなペンギン』は、『銀河鉄道999』や『幻魔大戦』などで知られるアニメ映像の巨匠りんたろう監督の最新作である。りん監督にとっては初のフルCGアニメーション、フランスとの合作となる。日本アニメの伝統が、海外共同製作、フルCGアニメーションの中でどの様に再現されるかなど見所が多い。 『よなよなペンギン』は、国内では12月公開を予定している。国外でも多くの国で劇場公開をする予定だが、これまでのところ公式上映は行われていない。ヴェネツィアでの上映が、ワールドプレミアとなる可能性も高そうだ。 ヴェネツィアでは過去には劇場アニメ『ジャングル大帝』がサンマルコ銀獅子賞を受賞(1967年)、2004年には宮崎駿監督の『ハウルの動く城』が金のオゼッラ賞を受賞している。伝統的に日本アニメへの関心が深い国際映画祭である。今回の『よなよなペンギン』のヴェネツィアでの招待上映も、劇場アニメの作品としての新しい試みに注目した結果に違いない。 マッドハウスの劇場アニメがヴェネツィアに公式出品されるのは、2006年にコンペティション部門に出品された『パプリカ』(今 敏監督)以来2度目である。 マッドハウスは劇場アニメを得意とするが、その作品が国際的な舞台で上映される機会が近年ますます増えている。今年は既に、スイス・ロカルノ国際映画祭では、細田守監督の『サマーウォーズ』がコンペティション作品となったほか、『REDLINE』(小池健監督)、『マイマイ新子と千年の魔法』(片渕須直監督)も公式出品される。この夏、ヨーロッパの国際映画祭でマッドハウス作品が大活躍をすることになる。画像: (c)りんたろう・マッドハウス/「よなよなペンギン」フィルムパートナーズ・DFP『よなよなペンギン』公式サイト /http://www.yonapen.jp/12月クリスマスロードショー! 配給: 松竹写真(右): りんたろう監督
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