日活は、8月31日付けでAMGエンタテインメントの国際版権事業とその版権営業事業を吸収分割(簡易吸収分割)により承継すると発表した。AMGエンタテインメントは、クリエイター教育のアミューズメントメディア総合学院を中心とするAMGグループの映像・音楽ソフトの会社である。 クリエイター教育と異なるコンテンツ創出を目指している。邦画だけでなく、洋画の買い付けやDVD事業も行っている。アニメ作品は数少ないが、『くりいむレモン』シリーズや『レモンエンジェルプロジェクト』などを扱う。 今回日活がAMGエンタテインメントから承継するのは、このうち海外からの映像買付けや買い付けた作品の国内営業である。AMGエンタテイメントは現在およそ300本の海外映画のTV放送権・ネット配信権、劇場配給権、ビデオグラム化権などを取り扱っている。この部分の事業が移管されることになる。 関連事業は売上高5億5200万円、営業利益は8200万円となっているが、譲渡価格については明らかにされていない。日活によれば、AMGエンタテイメントの事業を融合させることで、企業基盤の充実と競争力の強化が可能となる。 AMGグループはこの3月に、アミューズメントメディア総合学院を通じて日活に株式の7.11%を獲得したばかりである。 今回の海外作品に関わる版権営業事業の事業譲渡は、こうしたつながりから生まれたものとみられる。日活 /http://www.nikkatsu.com/AMGエンタテインメント /http://www.amg-e.co.jp/当サイトの関連記事/クリエイター教育のAMG 日活に出資 筆頭株主日本テレビに
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