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ティー・ワイ・オー 円谷プロ株を一部売却 バンダイ49%まで買増し

 映像会社のティー・ワイ・オーは、円谷プロダクションの株式の一部をバンダイに譲渡する。7月23日にティー・ワイ・オーが明らかにした。
 円谷プロは番組制作・著作権管理の子会社で、『ウルトラマン』シリーズなどで知られている。現在、株式はティー・ワイ・オーが

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 映像会社のティー・ワイ・オーは、円谷プロダクションの株式の一部をバンダイに譲渡する。7月23日にティー・ワイ・オーが明らかにした。
 円谷プロは番組制作・著作権管理の子会社で、『ウルトラマン』シリーズなどで知られている。現在、株式はティー・ワイ・オーが66.6%、バンダイが33.4%を保有する。

 今回ティー・ワイ・オーは、自社の保有する66.6%のうち15.6%をバンダイに譲渡する。譲渡価格は明らかにされていないが、ティー・ワイ・オーは今回の譲渡により連結決算で1億4000万円、個別で2億6000万円の特別利益を見込んでいる。譲渡による収入については、有利子負債の圧縮や新規プロジェクトの運転資金への充当などに活用するとしている。
 株式譲渡の理由についてティー・ワイ・オーは、円谷プロとバンダイの事業関係を更に強化するためとしている。バンダイは現在、円谷プロが製作・キャラクター権利を持つ『ウルトラマン』シリーズなどの、玩具展開を行っている。

 ティー・ワイ・オーは、2007年に経営支援のかたちで円谷プロに出資し、100%子会社としグループ会社化している。その後、積極的なキャラクターの活性化や事業展開により、円谷プロの業績は改善している。
 そうしたなか2008年1月に、持株のうち33.4%を9億円でバンダイに譲渡売却している。これはキャラクターマーチャンダイジングに実績のあるバンダイとの資本業務提携することで、ビジネスの拡大を目指したものである。

 今回は、資本提携をさらに拡大することになる。持株比率はティー・ワイ・オーが51%、バンダイが49%に変わる。円谷プロは引き続きティー・ワイ・オーの連結子会社にとどまるが、今後、バンダイがより深く円谷プロの映像作品やキャラクターに関わることになりそうだ。
 特に『ウルトラマン』シリーズでは、長年懸念でとなっていた海外の権利問題が最近解決された。今後グローバルでの積極的な取り組みが期待されている。

ティー・ワイ・オー /http://www.tyo.co.jp/
円谷プロダクション /http://m-78.jp/
バンダイ /http://www.bandai.co.jp/

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