CREATOR'S WORLD x Cintiq ワコム「Cintiq 21UX」を実演 | アニメ!アニメ!

CREATOR'S WORLD x Cintiq ワコム「Cintiq 21UX」を実演

 東京国際アニメフェア2009の一般デー20日、21日に、ワコムの液晶ペンタブレット「Cintiq 21UX」の実演が行われた。
 会場となったクリエイターズワールド隣接のミニステージには、ワコムの角井健一氏とクリエイターズワールド・アドバンスに出展していた武藤健司氏が

ニュース
注目記事
 東京国際アニメフェア2009の一般デー20日、21日に、ワコムの液晶ペンタブレット「Cintiq 21UX」の実演が行われた。
 会場となったクリエイターズワールド隣接のミニステージには、ワコムの角井健一氏とクリエイターズワールド・アドバンスに出展していた武藤健司氏が登壇した。

         cintiq.JPG

 武藤氏は現在制作中の『虫歯鉄道』の1カットを例に制作手順を披露した。角井氏はそれに合わせて「Cintiq 21UX」の利点を説明した。
 これまでのペンタブレットだと板とペン先の位置が異なっているが、この「Cintiq 21UX」では、本体を回転させたりしつつ液晶に直接書き込むといった、紙に描いている様な作業が可能である。また、タッチパネルと異なり、液晶のセンサーとペン先のスイッチだけで筆圧を感知するようになっているため、手で誤って触れても反応しない。また、描いたイラストのパーツ分けをする際に、直感的に切り抜きも行える。

 「Cintiq 21UX」が発売されたのは2005年であるが、定番の「Intuos3」に比べるとまだまだ値が張る。そのため個人での利用となると導入をためらいがちである。しかし依然として関心度は高く、満席となった会場で観客は熱心に聞き入っていた。
 一方、ワコムは今月、音楽分野への参入を発表して驚かれた。プロユースのDJ機材「nextbeat NXT-1000」では、これまでワコムが培った技術が応用されている。また、米国では先駆けて「Intuos4」の発売が開始された。

         muto.JPG

 武藤氏の『虫歯鉄道』は動画革命東京の支援を受けて制作中である。制作は3DCGが主体となっているので、描いた絵はテクスチャー素材などにも使用されることになる。
 その制作には、企業ブースで出展していたREALTHINGも参加している。そして最近では武藤氏は、サンライズと共にアイドルユニット「バニラビーンズ」のPVを制作しているほか、NHKの新番組「Jブンガク」のオープニングと番組内のアニメーションを制作している。出展していたブースでは『虫歯鉄道』とindigo-lineと共に制作中の『ジュジュと地獄裁判』をメインに紹介していた。
【真狩祐志】

ワコム /http://www.wacom.co.jp/

虫歯鉄道 - cavity express -
/ http://anime.goo.ne.jp/special/anime-innovation/mushiba.html
indigo-line.jp
/http://indigo-line.jp/

当サイトの関連記事
/動画革命東京 第9期支援作品に武藤健司「虫歯鉄道」が決定  
/アニメフェア クリエーターズワールド ミニステージのプログラム発表
/Spooky graphic x REALTHING 「SHIBUYA x MONSTER」を企画
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

特集