サンデー・マガジンの50年を振返る企画展 川崎市市民ミュージアム | アニメ!アニメ!

サンデー・マガジンの50年を振返る企画展 川崎市市民ミュージアム

 過去50年間の少年マンガ史を辿る展覧会「サンデー・マガジンのDNA ~週刊少年漫画誌の50年~」が、今夏、川崎市市民ミュージアムで開催される。この展覧会は今年、創刊から満50周年を迎えた2つの少年マンガ週刊誌「週刊少年サンデー」と「週刊少年マガジン」を中心に

ニュース
注目記事
 過去50年間の少年マンガ史を辿る展覧会「サンデー・マガジンのDNA ~週刊少年漫画誌の50年~」が、今夏、川崎市市民ミュージアムで開催される。この展覧会は今年、創刊から満50周年を迎えた2つの少年マンガ週刊誌「週刊少年サンデー」と「週刊少年マガジン」を中心に、少年マンガ文化 の50年の歴史を紐解く。
 川崎市市民ミュージアムでは7月18日から9月13日まで行なわれ、その後、京都国際マンガミュージアム、高知県立美術館をはじめ、さらに九州、北陸、東北、北海道を巡回する予定である。

 展覧会では週刊少年サンデーと週刊少年マガジンが、雑誌という存在を超えて、単行本化、兄弟誌の創刊、テレビ化、アニメ化といった子供から青年の文化に大きな影響を与えた側面を描く。これには1959年に同時に創刊した2誌が互いに意識しながら数多くの名作を生みだしたという背景もある。
 また会場には代表作100作品の原画と時代年表が展示されるほか、ボクシング、ラブコメ、野球などのマンガの要素をDNAとして抽出する。それが文化や社会に与えた影響を検証するとしている。

 近年は、マンガ関連の展覧会開催は少なくないが、その多くは作家や作品をテーマに据えている。そうした中で今回は、特定のマンガ雑誌を切り口にしたユニークは企画となっている。
 これまでにあまりない試みだが、マンガ誌は多くのマンガにとっては初出の場であり、また多くのアニメの原作の生まれる場でもある。マンガ・アニメ文化のなかで、中核的な存在と言っていいだろう。
 開催期間は夏休みでもあり、多くの子供達が来館するだろう。様々なマンガ関連の企画を実現してきた川崎市市民ミュージアムだけに、その内容に期待したい。

川崎市市民ミュージアム  /http://www.kawasaki-museum.jp/

「サンデー・マガジンのDNA ~週刊少年漫画誌の50年~」
主催: サンデー・マガジンのDNA実行委員会/川崎市民ミュージアム
共催: 講談社/小学館
会期: 2009年7月18日~9月13日
会場: 川崎市市民ミュージアム
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

特集