「モンスターVSエイリアン」 3-D映画史上最大規模で全米公開 | アニメ!アニメ!

「モンスターVSエイリアン」 3-D映画史上最大規模で全米公開

 米国の大手アニメーション製作会社ドリームワークス・アニメーションは、現在これから製作するアニメーション映画は全て3-D(立体映像)で制作をすることを言明している。3-D映画への関心が急速に高まっているハリウッドの中でも、とりわけ3-D映画に積極的な映画会社

ニュース
注目記事
 米国の大手アニメーション製作会社ドリームワークス・アニメーションは、現在これから製作するアニメーション映画は全て3-D(立体映像)で制作をすることを言明している。3-D映画への関心が急速に高まっているハリウッドの中でも、とりわけ3-D映画に積極的な映画会社である。
 そのドリームワークス・アニメーションが本格的な3-Dアニメーション第1作として、スタジオの持てる力を出し尽くして制作した大型アニメーション映画『モンスターVSエイリアン』が、3月27日より全米公開をされ注目を浴びた。

 結果は公開最初の週末(金曜日~日曜日)3日間だけで、5820万ドル、およそ58億円の興収を叩き出した。この成績は2009年に米国公開された映画の中で最高となっている。
 今回さらに大きな話題を呼んだのは、公開劇場数4014館のうちおよそ3割1550館が3-Dでの上映になったことだ。3-D映画では過去最大規模の公開となり、本格3-D時代の到来を感じさせるものである。
また、米国で3-D映画の入場料は、通常の映画の入場料の1.5倍以上となっている。こうした価格設定がどう響くかも、今回の劇場興行のポイントであった。

 しかし、この価格設定は、今回は予想以上の結果をもたらした。米メディアの報道によれば、『モンスターVSエイリアン』の興収の6割は、わずか3割の3-D上映館からのものだったという。観客は3-D映画を観ることに高額のプレミアを払うことを厭わないだけでなく、敢えて3-D上映を選んでいるようだ。
 ドリームワークス・アニメーションは、3-D製作にあたりおよそ1500万ドル(約15億円)を費やした。しかし、そうした投資に十分見合うだけの効果があった。今回の『モンスターVSエイリアン』の成功で、今後は観客の満足を得ながら客単価を引き上げることの出来る3-D映画に益々注目が集まりそうだ。

       MVA.JPG
        (c)2008 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

 『モンスターVSエイリアン』は、物語のヒロイン、スーザンが人生最高の日、結婚式に隕石にあたったことから突如15mに巨大化するところから始まる。モンスターとして秘密基地に収容されてしまったスーザン、果たして彼女の運命は?奇想天外なストーリーが、ドリームワークスの誇るアニメーション技術で映像化される。
 ヒロイン、スーザンの声はアカデミー賞女優のリース・ウィザースプーンが演じる。このほかヒュー・ローリーやセス・ローゲンを始め、キーファー・サザーランドなど実力個性派俳優たちが出演する。国内の公開は、パラマウント ピクチャーズ ジャパン配給で7月11日土曜日より新宿ピカデリー他で公開される。

『モンスターVSエイリアン』 公式サイト /http://www.mva-movie.jp/
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

特集