今年が手塚治虫生誕80周年に当たることを記念した、手塚治虫特集が見所になる。短編実験アニメーションから長編まで手塚治虫自身と原作のアニメを集めた。
さらに『HELLS ANGELS』のワールドプレミア、河森正治さんにフォーカスした「ビジョンクリエーター河森正治の世界」も注目の企画となっている。
日本作品以外では、クロージング作品にディズニー／ピクサーの大作3DCGアニメーション『ウォーリー』も上映される。『ファインディング・ニモ』のアンドリュー・スタントン監督による話題の映画である。
開幕にあったて18日夕刻から、映画祭ではお馴染みのレッドカーペットならぬグリーンカーペットが行われた。グリーンカーペットは今回の映画祭が地球環境とエコをテーマにしていることを象徴するために、導入したものである。国内外のスターが六本木ヒルズのけやき通りにひかれた緑のじゅうたんの上からファンに笑顔を振りまいた。
グリーンカーペットにはアニメ映画からも、この日ワールドプレミアを行ったばかりの『HELLS ANGELS』のスタップ、キャストが登場した。原作のヒロモト森一さん、モンスターデザインの韮沢靖さん、山川吉樹監督、そして声優の福圓美里さんと岸尾だいすけさんである。紅一点の福圓さんは、スカイブルーのドレスが緑色のカーペットに映えていた。
(c)TIFF
また、映画祭には昨年の『真・女立喰師烈伝』に続き、押井守監督監修の新作オムニバスも登場する。チャンバラ映画をテーマにした『斬～KILL～』である。押井守監督と深作健太監督、辻本貴則監督、田原実監督の4人がエンタテイメント満載の切り合いを描く。
グリーンカーペットには押井守監督こそ登場しなかったが、3監督と主演者達による華やかなものとなった。この冬公開の本作もアピールされていた。
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第21回東京国際映画祭 公式サイト /http://www.tiff-jp.net/ja/
